オートキャンプイメージ

富津に移住する計画発動-その9

⑦で近所にオートキャンプ施設ができるというお話をしました。 今、工事の真っ最中で雨が降ると、敷地から土交じりの水が流れてきて、道路反対側のHさんの敷地に流れ込んでくるとか、大きな工事車両が敷地を出入りして、自分たちの生活道路を我が物顔で通行してアブナイ、日曜日の朝でも振動を伴う騒音工事をする、などの行為があって困っているというものです。 きちんと、どのくらいの期間で、どういう工事をして、どういう施設にするのかの説明もしないというのは、完全に近隣住民をなめています。と思いました。

しかも、敷地面積は500坪以上になろうかという大きさにもかかわらず、どういう計画かも近隣には知らされておりません。こちらの常識ではこの広さは開発行為になると思いますが、富津市の条例を読んでいないのでそれはわかりません。 なおかつ、苦情を言ってもお話が通じないという、あまり考えられにくい状況でした。

Hさんが、つながりにくい電話を何回もし、運営主体の会社が説明会をすることになりました。 10月下旬の日曜日に説明会があるから出てほしいという連絡が回覧板で入りました。一緒に運営会社の説明文書が入っていました。自分に言わせると、その説明文という文書にはあきれてしまいました。現場の住所が篠辺になっているし(篠部です)、ご迷惑をおかけしているようです、みたいな文言があったり(謝罪の言葉はありません)。内容もお粗末。
出席する約束をしました。 しかし、10月7日に女房殿が富津市民になったばかりです。新参者がでしゃばるのはあまり感心しないという話も聞いていますので、出席はしても発言しないでおこうとも思っておりました。(これは板橋の町会内の経験から思っていることです)

説明会イメージ

当日朝9時に、当該敷地に隣接する空き地に住民の皆さん方が集まりました。20人以上集まったのではないでしょうか。 少し遅れて運営会社の方が二人で見えました。着いてすぐに、運営会社の一人が温かいペットボトルのお茶を配りました。その人が社長さんでした。もう一人の若い人は立っているだけです。社長さんが一通りの挨拶の後、施設の説明を始めました。(施設の概要については書くのを省きます。)

自分も建設会社の代表です。ちょっと大きな建物の建築工事に際しましては事前に近隣に対する説明会を開きます。その時には近隣の方々が必要なかつ十分な資料を用意します。想定問答を考え、こちらの説明文を読めばわかるような文書にします。 そういう事が当然だと思っていました。

その社長さんの施設説明は、はっきり言って不備な内容でした。 例えば、施設内で何か事件・事故が発生した時の緊急連絡先は、当日出席した社長さんともう一人の方です。 その方たちとHさんはなかなか連絡が取れなかったのです。 「自分たちが責任をもって対処します。」と言っても、今までの経緯から信用は無いのですが、当人はそのことをわかっていません。 何よりも住民の方たちはそれについて、やってくれると思っているようなのです。 そのほかにも、施設に来るまでの道路を通行する車について「十分に安全走行をするように言います」とか。いうだけかよ!

結局、黙っていようとした自分は、それらの疑問点・問題点を指摘してしまいました。

  1. 電話連絡だけでは不安だから、責任者の常駐はできないか 
  2. 狭い生活道路であることを鑑みて、進入車両の大きさ規制をしてもらいたい 
  3. .騒いだ時には速やかに退去させて、近隣の安寧な生活を守っていただきたい などなど。 

後日、返事をもらう事になりました。 いつまでにという事を聞きたかったけどやめました。

申し添えますと、質問の前に、「この施設ができて、この辺りが元気になればうれしいのです。反対するという事ではなく、自分たちが静かに安全に暮らしたいという気持ちから要望します。」と言ってから質問しました。

そして最後にもう一つ、「今日の会合の議事録を作成して、配って下さるのですよね」と言いました。 これは当人にとってはきつい言葉だったのではないでしょうか。何せ、話の内容のメモさえ取っていないのだから。きちんと質疑しようという姿勢には見えなかったのです。説明をしたふりだけでもやってやろうみたいな態度です。 後日回答をしますと言っているのに、その質問内容を記録していないというのはあり得ないことではないのかな? まあ、返事を待ちましょう。 多分、きちんとした議事録は書けないでしょうけどね。

会合が終わってから、この地区の区長さんとか、班長さんのHさんに「でしゃばってすみませんでした。」と謝りました。 しかし、「言ってくれてよかったよ。ここの人たちは田舎者んで、何も言わないから、言ってもらって良いんだよ。」と言ってもらいました。 

今回、自分が工事をする側ではなく、ごく近所で、工事中そして施設が完成し稼働した時、ある程度の迷惑を受ける側になるという経験をさせてもらいました。そうすると、迷惑を受ける側が施工者にどんな情報を出してもらいたいかというのが改めて分かりました。 端的に言ってこの会社の方は、慣れていないのもあるのでしょうが、住民を侮っていました。 説明が下手でした。 想像力も足りていません。 他山の石としてこれらのことを肝に銘じて、今後に生かしていこうと思ったものでした。

今月の中旬に大学時代の友人が、夫婦で富津に来てくれることになりました。彼は建築を出たのですが今は実家の農業をしていて、毎年自分が作っているもち米や黒米などを送ってくれます。学生時代にはここで遊んだものでした。懐かしがったのと、奥さんが房総に行ってみたいという事で、今回は見舞いをかねてくることになったものです。板橋にいた時は来なかったのですが、ここは、こういう事もあるのですね。近隣の方々との新しいお付き合いだけではなく、旧交を温める事にもなりそうです。

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