思い出しますと、平成30年(2018年)4月8日に茶室開きと称して茶会を開催してから4年になるわけです。あの時を思い返しますと、穴があったらば入りたい思いだけがします。 本当に知らないということは恐ろしい、何でもありでした。珠乃先生がものすごく心配されて、いたたまれずに来てくださいました程の無謀な茶会でした。なにより、先生が何を心配されているかもわからない自分でした。あれから4年になってしまいます。
ご参考までにその時の様子を恥を忍んで一部書きだします。
掛け物は 一期一会 これは問題ないと思います。適切な選定だと思います。
床柱に花入れをかけて、床に香合を置いています。 とんでもありません。
琵琶床には、壺を置きました。 これもあり得ません。
花入れも香合も壺も、頂き物です。その方に義理立てしたというのが理由でした。 参会者は皆さんわかっている方たちです。 「?」だらけだったことでしょう。
正客は自分の高校時代からの親友(裏)、次客はお施主様(武者小路)、末客は岡田建設と取引のある会社の社長さん(表)でした。正直助けられて滞りなく茶会を終えることができました。自分としてはできた! 出来た! 終わった! 終わった!でした。
この時の写真もありますが、もう、公開はしません。過去に出した写真を回収したいくらいです。
涵養庵の庭では、日陰の侘助椿の花が今、満開です。 梅の花はとっくに散ってしまいました。レンギョウとヒイラギの黄色い花が咲いています。ハナボケのつぼみが膨らんでいます。 ハナカイドウの花のつぼみも伸びてきています。苔も緑が強くなったように感じられます。これからは雑草とゼニゴケとの戦いが始まります。 それから適度の水やりと。
3月のお稽古で出すつもりだったお茶碗などのリストは考えましたが、涵養庵の部屋内は通常の掃除だけでした。これから4月に向けて準備を始めます。 慣例の釣り釜にしようと思っています。 掛物については、「弄花香満衣」など季節のものにしようか、「日日是好日」にしようか迷っています。 春が巡ってきた喜びというのもありますが、ごく普通の日常であってほしい、という気持ちを表したいです。
ただただ、第七波などという事にはなってほしくない、皆がコロナに罹ってほしくないという事だけを祈っております。
うかつにも、大事なことを忘れていました。4月のお稽古の時には、ウクライナに平和が戻っていてほしい、という事です。しかし、今戦争が止んでも復興の時間は途方も無くかかります。
応援しなければならないと思います。