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茶室-点前座

こちらの床框は楓材です。腰張りの和紙は西の内紙という名前です。薄くて丈夫です。紙が薄いほうが、京壁のざらざらが、はっきり出るのが良いところです。壁と畳の間、畳寄せの部分にコンセントを組み込んでいます。電気炉を使用することを想定しています。中柱はリョウビあるいはリョウボという木です。非常に硬い木で、大工が加工に苦労していました。

点前座

点前座とは、茶席で亭主が茶を点てるために座る場所をいいます。
一般的には点前畳(てまえだたみ)と踏込畳(ふみこみだたみ)を含めた、茶室で亭主が茶を点てるのに必要な場所のことをいいます。

天井は、煤竹の網代天井です。ここは薩摩葦の天井板かなとも思いましたが、網代にしたかったということです。隅棚は既製品です。取付の高さについては、お点前をしたことのない自分は、いろいろと本で勉強しました。

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