先にコメントします。実はこのコラムは23年9月に書き綴ったものです。色々書きたいことがありすぎてそのままにしていたのですが、先日の「東京都知事選」で件の「元安芸高田市市長さん」も今回都知事選に出馬を果たし160万票も獲得されました。
題名を“かわいそうな議員たち”にしましたが、本当にかわいそうなのは、議員たちや記者ではなく市民たちですけどね。
久しぶりに週末を板橋で過ごしました。 9月には両親の命日があり、お彼岸月でもあり、8月は夏休みで開催されなかったお茶のお稽古もありました。それぞれに準備が必要です。それから、9月節の吉方である東南(鴨川の天津神明宮)のお水取りにも行きました。
8月末に八王子の霊園に行き墓掃除をして軽い熱中症になり、5日くらいからだが本調子でなかったです。中旬の連休に富津に行き、その一日を富津から鴨川まで山越えのドライブで天津神明宮にお参りし、その後草刈りをし、“しおさい工房”に行って腰掛こたつを組み立てたりもしました。帰ってからすぐにお彼岸ですので仏壇の掃除と設えをしました。20日(水)に住職さんがお経をあげに来てくれます。その翌21日(木)はお茶のお稽古日です。これも茶室の掃除と当日のお道具を揃えなければなりません。 幸いにもお花は持ってきていただきました。
一連の行事が終わった時、正直、致命的な感じではありませんがどこか体の様子に違和感を感じました。 そんなことで、いつもお世話になっている近所の鍼灸院に連絡を入れて治療をしていただきました。 まあ「疲れていますね」でした。 その時に、治療院の先生から「土日は休まれた方が良いと思いますよ」と言われました。 休みましたらば、体と頭の調子が戻りました。同時にいくらか涼しさを感じられるようになり、有難かったです。
前置きがすごく長くなってしまいましたが、その休んでいるときに、たまたま安芸高田市長と市議会の自民・公明会派&中国新聞とのゴタゴタのユーチューブに見入ってしまいました。 このユーチューブで、ここの自民・公明会派の議員連中のいかにも波風の立った事が無い世界で過ごし、田舎の古い議員気質丸出しの状況を見てしまいました。そして、新聞・メディアも普段反論されないここらの世界で生きてきたから、喧嘩慣れしていないのでしょう、やられっぱなし。正論を吐こうにも向こうに止められ、出せない証拠を出せ!出せないのか!ならウソつきだ! 上司が出てきても、「保護者を連れてきた」、みたいな言われ方。 今までは問題にされてこなかった書き方、読者もそこまで深く読まないからそれでよかったのに、言っていたことの要点や流れを書かないと、国語力・読解緑が無いだの成績低位の中学生みたいに言われてしまう。見ているといじめに近いみたいに感じます。ある意味、かわいそうです。しかし記者としての勉強不足を言われては、だめだと思います。
「もっと勉強しなさい。」これは小学生にか? 同じ程度? ここまでさらし者になって。かわいそう
市長さんはいろいろな意味で頭の良い方なのでしょうね。自分は、数十年の建築屋人生で、すごく頭の良い人たちとお仕事をさせてもらいました。 こういった人たちとお仕事をさせてもらうのはすごく面白かったです。 自分がお話をしたい内容を話の途中で正確に理解をしてくれて、的確な反応をしてくれます。 自分が本当に言いたいことを誤解なく理解してくれます。ご自分の考えをこちらの水準に合わせて、わかりやすく伝えてくれます。
世の中、回転の速い、頭の良い人は多くいます。 回転の速い、すごく頭の良い人もそれなりにいます。 神的にものすごく回転の速いという方もいらっしゃいますがあまりお会いできませんでした。 そして、頭の良い=鋭いというのを表現して、「頭の切れる」という言い方をします。 頭の切れるのをあからさまに見せる普通に頭の良い人は多いように感じます。鋭いのをご自身は意識してないのでしょうが感じさせる人もいました。 こういう人たちはご自身の考えも的確に伝えてもらえますし、こちらのお話が通じるので楽でした。筋が通っていれば納得していただけました。
その上の段階の頭の良い人は、自分にはすぐには頭が切れるのが分かりませんでした。その方の肩書で頭が良いのだろうな、とは思っていましたが、すごく穏やかでふわっとした感じがしました。 当然に理解は早く、的確でした。
自分自身が恐ろしさを感じた、ものすごく頭の良い方がいらっしゃいました。 この方は別格でした。こちらの考えていることが分かってしまうのです。 ご自身がわかっていることでも、こちらの話にきちんと向き合ってくれて、最後まで聞いてくれました。こちらも一応は建築屋の端くれですから、人よりも建築についての知識は持っていると自負していましたから、とうとうと説明させてもらいました。 それが今となっては本当に恥ずかしい。
自分が言ったことはすべてわかっていて、そのはるか上をいく建築に関する知識も持っていらっしゃいました。知識の高さのレベルは多岐にわたっていました。それでも黙って、終わりまで聞いてくださいました。そのうえで質問をされるのです。こちらの程度に合わせてくれていました。 そして、絶対に「それは違いますよ」と面と向かっては仰いませんでした。あとから自分自身が気が付いたふうにわかるようにお話をされる方でした。
その方のご自宅を請け負わせていただいたのですが、最初の3か月程はこちらが説明をして、それに対してご返事をもらう、という形でした。建築工事の場合、どこでもそのように進めていると思います。
その後、「岡田さん、岡田さんのお考えで進めてくださってよろしいですよ。報告だけいただければよろしいです。」という事になりました。その方から、絶対の信頼を得ることができるようになりました。これは怖いことです。坪当たりの工事単価は200万円くらいの物件でした。かなりの超高級物件でしたから、使用しているものはすべて特注に近いものです。間違って取替という事になれば、会社自身が一発退場ものです。 お約束の工期の前の日に完成しました。翌日即引っ越しでした。
どうして信頼をして下さったのかなあ? と考えたことがあります。 こちらの心を見通せる方でした。嘘を言えばわかってしまう方でした。説明は聞いてくれましたが、言い訳は許されませんでした。 業者のうち、二人ほど致命的な言い訳をして出入り禁止になった担当者がいました。 それから、やましい心根の職人によっては、「あそこにはいきたくない、いけない」と言って現場に行かないのもいました。
安芸高田市長さんはどのタイプなのかなあ? 市長の頭の良さの自分の位置づけは、剃刀の刃先を見せつけるくらいの人。 これは大手銀行という前職が関係しているのもあるかもしれないとも思います。 銀行の幹部候補生の人たちの競争というのは、付け込まれたら人生終わりみたいなようで、自分には想像すらもできない、ものすごいものと聞いたことがあります。 それから相手を論破することが楽しいと感じている人だとも思えます。目立ってなんぼの考えなのでしょうね。そして、この方には、市長ではない他のこれからやりたいことがあるのだと思いました。ゲスの勘繰りかな?
同じくユーチューブで見たのですが、ストリートギャングみたいな、ちいさな裏通りで元気に喧嘩をしている若いのが、元世界チャンピオンと喧嘩をしに行くみたいのがあるけど、 市長と議員・記者さんとのこの喧嘩は、揚げ“足取り”を得意技として、屁理屈を駆使するみたいに喧嘩慣れしている人と、他愛のない屁理屈は言うけれども、町の中なんかとんでもない家の中で家族としか喧嘩したことのない人との「言い合い」ですよね。 勝負になるわけがない。 議員さんたち!そんなのと喧嘩しちゃだめですよ。 議場で一般質問中に居眠りしていた自分たちの仲間が悪いことは確かなんだし、一旦謝っておいて、お手並み拝見 みたいにやらせればよいのにと思った次第。 居眠りしていた時点で悪いのはその議員なのだから、市長の方が善ですよね。居眠りは悪ですよね。ただ謝ってしまえば、良いのに。 決まり手は“肩透かし”。 議論の国アメリカから帰った喧嘩上手と、平和な田舎の爺さん、ばあさんが同じ土俵の上に立って勝てるわけがない。 勝てる戦術(?)は、戦うふりだけしていなして、“勇み足”のみ。 誰かが言ってあげればいいのに。
あの年寄り議員たちは、本当は大したことないのに自分はすごいと思っている無駄なプライドが邪魔をして、人の話を聞く姿勢を持たない連中なのでしょうかねえ。
かわいそうです。