2018年の1文字漢字「災」

平成30年も終わりの話

2019/01/13

災い-幸アニメーション600

1年を振り返ると、あの、漢字一字で表わされた “災”が実感されます。 大雨による土石流の災い、台風の強風による災い、大地震による災い。被災者の皆様には、心からお見舞いを申し上げます。

自分のルーツは岩手県陸前高田市、大船渡市にあり、あの大津波によって甚大な被害を受けた地域です。自分の血の繋がった親族、叔父・叔母・いとこだけでも数十人になります。その当時の事を思い出すと、ただただ悲惨、そして残酷、という言葉だけでした。 私なりにいろいろと出来る事をやらせてもらいましたが、心底、無力を感じました。今でも復興途中です。しかし、お役所が考える復興というのは、何なのでしょう。
私自身、あの未曽有の大災害の半年前に脳梗塞を発症してしまい、すぐには現地に行けず、2~3年後に行けるようになった時に見たものは、土木事業だけが突出していて、現地ではさながら、土木機械の実地展示場の様相を呈していました。
現在、陸前高田では、地盤のかさ上げが済んだということで、その上に商業施設を作り、それを核として人を集めようという事のようです。しかし、災害から5年経ち、6年経ちますと、すでに被災を免れた山の方に街並みが作られていて、今更感が否めません。地元の人たちも、計画には非常に懐疑的でしたが、お上のやることだからというのか、町全体にダンプが行きかう工事現場の敷地内みたいな様相を呈する状況を、ある種の諦めを感じました。
もともと、人口がどんどん減少していた地域です。 箱物的な商業施設が、全国から人を集め、地元を潤すとは考えられませんし、地元周辺の人口が減少しないという、かすかな、しかし絶望的な願望を前提とした商業施設は、そのうち撤退ということになるのではないかと危惧しています。 行政はどうしたいのでしょうか?つくづくそんなことを思います。

今年の災害も、過疎地が被災地です。 経済原理というか経済効率から、予算を集中的に向けて、投資した金額を回収できる地域ではなく、また、スーパーゼネコンが関与できる大規模な土木事業を展開できる状況でもない今年のこれら地域の災害に対して、どれだけ政府が予算を回してくれるのでしょうか?
そして災害の原因は、地震は別ですが、大雨、非常に強い台風などは地球規模の温暖化などがあげられています。

テッセンイメージ
温暖化については、私の周りでもその現象がありました。12月になってもまだ庭のテッセンの花が咲いていました。朝顔の花も咲いていました。ツワブキは11月に咲くはずなのに、12月中頃に咲き始めました。近くの畑では水仙が満開です。秋咲のバラの花がいつまでも咲いているので秋の手入れができないという話も聞きました。 季節が狂っている現象をごく身近で感じています。
何かが狂っているのか、狂わせているのかでしょう。
自分に降りかかる災難に対して、無関心、無対策でいて良いわけはないのですが、暑い時期は寒く、寒い時期は暑く過ごし、どんなにエネルギーの無駄使いだとわかっていても、まあ、いいや!なんでしょうかね。そういえば、第九の合唱が終わた帰り道に、駅前に立って、「お帰りなさい」「お疲れ様です」と言っている人がいました。おそらく自身の名前だろうけど、それを書いてある幟を手にしていました。区議になりたい人なのかな? 自分の政治信条を訴えることもなく、「お帰りなさい」。 何をしているのかなあ?...そうか。こういうことをやっている人に投票するのか。 有権者がそうだから、政治もそれに見合った事しかやらないんだ!! 政治家だけがそうなんじゃない。選んでいるのは自分たちでした。

今年の残りの行事も残りわずか。例年の如く、冬至に穴八幡様に行き、一陽来復のお守りをいただき、28日は、ご縁のある方々と一緒に、60数年続いているお餅つきがあります。大みそかには成田山に初詣に行きます。 いつものことをいつもの通りにやれる。本当にありがたいことです。
来年の一字は “幸”であってほしいと思います。
いろいろお世話になりました。感謝いたします。皆様方が良いお年を迎えられんことをお祈り申し上げます。

テッセン 原産地:中国 / 開花期:5~7月 鉄線
朝顔 原産地    熱帯アジア、ヒマラヤ山麓(現在ではアメリカ大陸という説が注目されています) / 開花期:6~10月
ツワブキ 原産地:日本、朝鮮半島、中国 開花期:10~12月

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