解体工事イメージ

ご近所のリフォーム工事-その2

内部造作の撤去工事が始まり、残すところと撤去するところを、解体業者と現場で打合せしました。 SS造の共同住宅の場合、必ず鉄骨に耐火被覆がしてあります。 岡田建設では、耐火被覆材に35年以上前から石綿ではなく岩綿を使っていました。 これについては、当時の耐火被覆施工業者のポリシーというか意識の高さとかがあったのではないかと思います。 

当然、以前にも当社施工の耐火SS造物件はありましたから、それを解体をした上での新築工事もありました。石綿が原因といわれる中皮腫問題がでてからは、解体時、耐火被覆にアスベストが含まれているかを検査しなければならなくなりました。含まれていませんでした。(この業者さんとは、20年くらい前頃、社長が代替わりしてからお付き合いが無くなりました。)今回は耐火被覆材の撤去はありませんが、職人の健康に関する事項ですので書きました。

ついでに書き加えますけれども、あの当時、鉄骨建物を耐火造とするためには吹付工事が一般的になる前にはモルタル塗りがありました。これもやりました。梁の耐火被覆は吹付が主流になっても柱はモルタル塗りが多かったです。その後ケイカル板の取付けが多くなりました。

エアコンの撤去も、冷媒の回収という事があるので専門業者に冷媒の抜き取りを頼まなければなりません。昔は、解体屋さんが冷媒管を切断するとブシューとガスを抜き、他の設備機器と一緒に処分していたものでした。 ガス管はガス工事業者に撤去の依頼をします。電気配線とか水道配管は、配電盤とかメーターで止めれば内部配管、配線は撤去できます。このような流れで解体工事が進み、こちらが依頼した撤去部分は3日程で工事が完了しました。

産業廃棄物処理の方法がだんだんと厳しくなり、リサイクルできるもの、燃やせるもの、燃やせないものなどと、解体するときには随分と細かく分けられて積み込まれ、運搬されていきます。その後、解体を請け負った業者は、解体現場から発生した廃棄物の種類、数量、それらの処分先などを行政に報告しなければなりません。その報告書は会社にも届きます。その書類を7年間保存しなければなりません。

解体工事イメージ
※こちらは解体工事のイメージ画像です

次は大工工事になります。 まずは床の不陸調整です。2世帯の界壁を壊して1世帯にすると、微妙に床とか天井の高さが違っていました。経験上、ある程度違っていることが分かっていますから、驚くことではないのですが、 そこのところを調整しなければなりません。 それができない大工は高さ調整しないで施工してしまいます。 お施主さんに指摘された時は「俺のせいじゃない!」と言います。

和室の、畳だった床をフローリング仕上げにするために根太を組み、床下地の12mmベニヤ合板を張ります。 ユニットバスがあった個所は、大引きの取付けからやり直します。既存のフローリングの上に新しくフローリングを張り重ねるのですけれども、ここの既存のフローリングところで旧居室の床の高さが少し違っていました。そこの少しを修正する作業が意外と難しいのです。 そして間仕切り壁の墨出しをします。

それと並行して、設備配管の工事をします。 このためには、ユニットバス、キッチンセット、洗面化粧台、便器などの 設備機器の機種は、すでに決めておかねばなりません。配管が終わらなければ、床下地のベニヤを施工できません。 今月の工事は、床下地を終わらせるところあたりまででしょうか。 

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