国会議事堂

トップの危機管理能力について思う事

2020/04/25

安倍政府が緊急事態を宣言しました。 人類史上に無かった「新型コロナウイルス感染症」の対策という事です。今までの、非常事態が発生した時を思い起こしてみました。
1995年1月17日5:46頃に、800年間なかったと言われた、阪神地方を襲った阪神・淡路大震災が発生。この時の首相は、自民党との連立を組んだ社会党の村山富市さんでした。
大地震発生の時、現地から何の連絡もないから、大したことはないと考えていたようで、アメリカ軍から聞かされて、云々という事を随分と後に聞かされました。あまりに大きな地震で連絡もつけられないという事を想像する能力も、自分が統治しているという気概も感じられない人だったように思っています。
ただの組合労働者階級の代表で、対案を出さないでなんでも反対しかしてこなかった日本社会党、政党と名乗ってはいたものの、ただそれだけの(自民党が政党としてすごいというつもりは全く、絶対にありません)集団の代表では、日本国のトップにさせたのが、むしろかわいそうに思いました。社会党にやらせたのは「お手並み拝見。できるかな?」みたいな、自民党の謀略なんでしょうね。 あれ以後、社会党の凋落は目を覆うありさまでした。
この大震災で、日本人に震災ボランティアという概念が出たように思います。
2011年3月11日14:46頃、東北地方三陸沖で、日本の有史以来最大、世界でも最大級のマグニチュード9の大地震、そして、その後、東北地方の海岸沿いの町を壊滅させた大津波が発生しました。

余談になります。直前の衆議院議員選挙運動期間中に、民主党衆議院議員候補者のミニ集会がありました。「出てくれよ!」と言われ、義理もありましたので、自分に意見を言わせるような事をしないという条件で、15名くらいの集会に出席しました。
候補者がいろいろとしゃべっていました。 要は「とにかく政権交代をさせてくれ」という事だけです。所属する民主党のポスターにもそのように書いてありました。
ここで、しない約束だったのに司会が自分に振ってきました。「僕はいいよ。他の人に回して聞きなよ。」といったのですが、その候補者も「是非に」というものですから、一言、言わせてもらいました。自分の心の中には、この候補者は大学で都市計画を学んだ方なので、その方面を言うのかなと思っていました。
「先ほどから、政権交代させてくれ、としか言っていないようですが、政権を取った時には何をするのかを聞かせたほしい。政党とは、自分たちがやりたいことを公約として発表し、政権を取ったらその公約を実行する、そのために集まった集団でしょ。政権を取りたいだけなら権力欲だけの集団ですよね。政権を取ったら何をしたいのか?そこが一番重要で聞きたいことだと思います。政権を取った後で、『ありがとう!選挙で信任をいただいたので、やらせていただきます。それではまず最初に国家総動員法を作り、徴兵して、戦争の出来る国にしましょう!』なんていわれたのではたまりませんからね。」とやりました。
すぐにその場には、言うに言われぬ空気が漂い、司会者がいやな顔をしたのを覚えています。 自分は「ちゃんと自分にふるなよ、と、言っていたじゃないか。」という思いだけでしたけど。
その候補者も一瞬固まったように見えました。しかし、すぐにちゃんと答えました。「とにかく政権を取らせてください。それがないと前には進めません。」 議論にならない。
今の安倍さんのお話も、全く議論になっていません。このように、質問に対してきちんと答えないというのは政界の通例なのでしょうか。しかしこの候補者は、元職でも前職でもない全くの新人でしたけれどもね。

選挙イメージ

地震発生から、大津波、そしてあの被害。自分自身のルーツの陸前高田、大船渡の海岸沿いの家々が流されてしまいました。そして、絶対に安全と自民党政権、東京電力、御用学者が言っていた、福島原発が津波被害で、全電力喪失で制御不能になり放射能をばらまき、今に至るまで周辺は、住めない状態になってしまいました。時の政権を担っていたのは、民主党の菅直人氏でした。この人も緊急事態に対して能力を発揮できる人ではなかったように思います。
3月11日に大地震、大津波が発生。この人は、4月の1日に陸前高田行っています。ヘリコプターで。
原発からの放射能漏れは、まだまだ予断を許されるような状況ではありません。そこに自らも行こうとしていたらしいのです。福島県上空を通り越して、岩手県の最南端に位置する陸前高田です。ちょうどこの前日の夜、自分の長男が、自分たちが掻き集めた援助物資(冬用下着、冬用衣類、カセットコンロ数個、それ用のカセットボンベ数十本、お米その他食料、その他考えられるもの)、そして20L補助タンク2個(これは絶対に、不足していた地元のガソリンを使わせないために持たせました)を軽自動車に積み込んで、出発しました。後で聞くと、ものすごく怖くて大変だったようです。高速道路は凸凹で、アスファルトが沈下しているところで、下がっていない陸橋部分のコンクリートの角がタイヤを切るのではないか、バーストしたらすぐに燃料に火が付くのではないか、などとひやひやだったと言っていました。
一関インターで東北高速道を降りたとき、東京警視庁機動隊の車列に入ってしまったそうです。 「この人たちも被災地支援に行くのだな」とその時は思ったようです。
実はこの車列、総理大臣の警護だったようでした。陸前高田まで一緒に行ったそうです。
テレビに、流された陸前高田市役所のあった場所の前で、被災した庁舎に向かって、総理大臣が黙祷する様子が映し出されました。なぜ?誰に向かって? 横には、被災住民のことを考えると夜も寝られないであろう陸前高田市長が、わざわざこの時間に合わせてここにきて、立っていましたから、そこで黙祷するように決めたのは彼でしょう。わかりませんが。とりあえず、自分たちの仲間が大勢亡くなったので、(ついでに避難所に想定していた体育館でも大勢亡くなったから。)彼にとっては、そこが大事な場所、相応しい場所なんだろうと、という風に考えたのでしょう。
自分は、黙祷する場所はここではないよな、と思う。高台から、町とたくさんの人たちが流されていった海に向かってだろうが。 首相たるもの、少しでも、そういう気持ちがわかないのかなあ~。  これは自分自身の気持ちです。

また、テレビで、避難所に避難している人が、そこの避難所に来て、帰っていく総理大臣に対して、「もう帰るのかい?」と言っている場面がありました。 どうしてそう言われたのか、その時はわかりませんでした。後で、家を流されてそことは別の避難所にいる親戚から聞きました。
その日は朝から避難所の人たちを追い出しておいて、室内外の掃除をやらせたそうでした。そして、きれいにしたところに、総理大臣が視察に来て、取材の報道陣は排除し、物の40分も居ないで帰ったそうです。だから、「もう帰るのか!」という言葉が出たのだそうです。非道なことをやってるな!と感じたものでした。
これは、自分が、被災した陸前高田の、自分の親戚から聞いた、あくまでも伝聞による情報で、本当のことかどうかはわかりません。

総理大臣が「そのようにやれ!」と言ったわけではなく、取り巻きの小役人がやらせたことなのでしょうが、上に立つ人は、自分が動けば、こういう事にもなるかもしれないという思いは、絶対に持たなければならないと思います。
天皇陛下が被災地を訪問するときに、「すぐにでも行きたい、少しでも励まして、力になりたい、しかし、皆さんに迷惑がかかるといけないから」との思し召しを示されたと聞きました。そして、黙祷をなさる場所は、被災地域のほとんどを見渡すことが出来る場所で、そこで黙祷をされます。
あの総理大臣は、計算力と記憶力の頭は良いかもしれませんが、想像力にかけては、その地位に値しない人なのでしょうね。

外出自粛

そして、今回の新型コロナ感染症の非常時対応になります。
話がまた逸れてしまいます。
自民党というか安倍さんは何か都合が悪くなると「民主党が政権を取った時にはひどいものだった。」と言います。しかしあの時は50年間以上の長い間政権を担って、様々な弊害そして汚い膿が出ていたわけです。それだから自民党を見限って新しい政党にやらせてみようとなったわけです。50年間自民党によって利益誘導されて構築された、腐り切った官僚組織を変えて、動かそうとしても、すぐには結果を出すのは無理ですよね。それを「出来なかったじゃないか」と、そもそも、私は潔白ですみたいに評論家的な言い方は、ないと思います。まあ、そのように話ができる、さもしい心を持ち合わせていなければ、国会議員にはなれないのだろうということ、総理大臣まで登るのはそういったさもしい心がもっとすごくないと・・・、とは昨今の国会議員たちがやっていることを見聞きすればわからなければいけないと思っています。利益誘導されて投票する方も悪いのでしょうね。 Y県、H県、海峡の向こうのF県、それからN区の有権者諸氏。 N区の人、メロンやカニでつられないでよね!

さて、安倍総理とその取り巻きに危機管理能力があれば、こんな機会は今後ないでしょうから、持っているものをすべて、如何なく発揮してほしいところです。
過去2回の自然災害の時には、運よく自民党は政権にいませんでした。
今回、新型コロナウイルス感染症は、世界的規模の、人類が遭遇したことの無い、まさに非常事態です。それに対して安倍総理はどのように指導力を発揮し、対処するのでしょうか。あれだけ民主党をコケにしていたのだから、心の底から期待しています。
現在不足しているから、マスクを1世帯に2枚配ります、と言ったのはエイプリルフールの冗談ではなく本当にそう思ったのですね。なんで世帯当たり? 我が家でも7人いるのですよ!何を考えているのじゃ! ですよ。 今現在に至っても我が家ではもらっていません。(4/20現在)どうやら5月になるようです。
5月6日の非常事態の解除は多分ないです。マスクを配り終えられませんから。 世界中の笑いもの。こんな危機管理ですか?そうじゃないですよね。総理!総理!そうり!
あいむそうり。 なんて言わないでよね。
安倍総理が政権を担ってきた今までの時間は、極端に言えば、だれでもできた政権運営ではないのでしょうか。党内操縦か? まあ、良かったとは思いません。今回、初めて安倍総理をはじめとする為政者集団、おべっか使いの官僚集団の本当の能力を試される非常事態だと思います。 近隣の某国の大統領と比較されたら、かなり頑張るのではないでしょうか。「アイツには負けてはなんねえじゃろう!」と必死になることを期待します。メディアもその線からつつくのも面白いかもしれないと考えます。ヨーロッパ諸国との比較ではなくて。

まるで、自分自身が傍観者の書きようですね。 当事者ではないようですよね。 いま、職人が家に入るのは、接触する機会が増えることになるから嫌だと、仕事も先送りされてしまい、会社が大変なのに。

それにしても、トップは良しくも悪しくも結果です。結果だけです。今回の新型コロナウイルスの問題を解決できれば、モリカケ、お花見問題を帳消しにして、在任期間が長ければもらえる最高位の勲章、菊花賞頸飾でも文句を言う人はいなくなるでしょう。今回の問題で休まざるを得なくなり、生活が成り立たなくなってしまった人たちや会社に対する有効な対策をして、それを成し遂げての解決が絶対条件ですけれども。 誰かが新型コロナウイルスによく効くワクチンを作って、病気が終息しただけではだめです。 絶対に! 社会を救ってください。

とにかく、何年か後になって、あの時の安倍総理はすごかったよね、と言われてほしいと切実に思っています。能力もないのにやらされて本当にかわいそうだったよね、と言われないようにしてほしい。

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