茶室図鑑-床の間-涵養庵イメージ

茶室図鑑-床の間-涵養庵篇

床の間

床の間は、茶室の顔とも言えるとても重要な空間で、床の間側が上座(かみざ)になります。

茶室図鑑-床の間-涵養庵
床の間
1 落掛 普通杉が多いです。この樹種は欅です。硬い木ですが、ここの床柱ほどではありません。
2 左官の塗り壁です。色は同じなのですが光線の入り方で違って見えています。
3 花釘 掛け花入れを飾るときに使用します。 打つ高さは、高からず低からずです。
4 床柱 この床柱の樹種はムロのシャレ木です。非常に硬い木で加工が難しいです。
5 吊束 桁や梁からつりさげる束のこと。
6 地束 基礎石の上に立てて「大引き」を支える短い柱。
7 琵琶床 小間の茶室ではあまりやりません。座敷の広い床の間で用いられます。
8 床畳 この畳は龍鬢(リュウビン)表です。畳の一目の長さが長いです。
9 床框 一本の北山杉の磨き丸太を大工が床框と地束と吊り束に加工しました。
10 本畳。藁床ですが、京間の畳ではありません。関東間です。縁は本綿、無地です。
11 板畳 畳にすると寸法が半端で見た目が良くない時、板にすることがあります。樹種は欅です。

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