ウォシュレット イメージ

富津移住生活⑦-2

女房殿が病気療養のために富津に移住してから2回目のお正月です。自分自身は昨秋から熱中症、帯状疱疹、インフルエンザと連続して病気にかかり、それらの令和5年の仕上げが、尿道閉塞でした。お正月は畜尿バッグを下げての生活でした。 孫たちも富津に来てくれたのですが、外では一緒に何かするという事ができませんでした。

普段の二人での会話は、近隣の人たちとの会話も含めて、老人同士ですのでトーンは低いですしゆっくりです。子供たちの声は耳から脳の中心に直接刺さるような感じで聞こえてきます。動きも素早く目で追いかけるのも大変です。しかし、小さい子供たちの元気さからパワーをもらえることは確かです。

それぞれが自宅に戻ると、家の中はシ~~ンとします。 その後にちょっとした故障が発生しました。便器の内部で断線があったのかわかりませんが、通電しなくなってしまいました。その便器は25年くらい前の製品でその当時は最新鋭の機能を持った製品でした。もう取替部品はとうになくなっています。今までよく頑張ったと思います。まあ1年半前までは住んでいなかったのだから当然と言えば当然だったのですけれども。 

その便器は、電気が通っていないと「流す」のボタンを押しても洗浄水が流せません。 幸いにして自分が建築屋なので、そういう時の操作方法を知っていましたので流すことができました。子供たちの家族が帰ってからで本当に良かったです。

そして、今更ながら、ウォッシュレットのありがたさをしみじみ感じました。その覚悟も無く冷たい便座に座ったのは何十年ぶりでしょう? 思わず「冷たいっ!!」と言って腰を浮かせてしまいました。血圧は多分爆上がりだったでしょう。よく年寄りが浴室と便所で倒れるという話を思い出したものでした。便座が冷たいのは、小さなセラミックヒーターを便器に向けておいて便器本体を暖めて、便座も暖めました。

今までは板橋から水道業者の職人に富津まで行ってもらっていました。なにせ住んでいなかったので故障というものもほとんど無く、あってもあまり不便を感じる事が無かったので、すぐに対処する必要はありませんでした。「都合の良い時に行って直してください。」という事で済んでいました。 

しかし情勢が変わりました。 現実に居住しているのです。 今後は地元の業者さんに依頼した方が良いのではないか、と考えました。 お向かいの方に水道業者を紹介していただきました。 でもお正月ですから、すぐには来てくれませんでしたし、器具も揃わないですから、我慢の生活になりました。

しばらくの間、ウォッシュレットの使えない生活をしなければなりませんでした。ウォッシュレットが1980年にTOTOから発売されて何か月もしないうちに取り付けましたから、40年以上使い続けているわけです。ですから使えないというのはものすごく気持ちが悪いものです。

今度壊れるとしたら、風呂釜給湯器でしょう。これも25年選手です。去年の春に20年以上使っていたガスコンロが壊れて取り替えた時に来てくれた20歳中くらいの若い方が、「見た事が無いです。」と言っていた代物です。 築60年の建物です。みんなよく持っていてくれています。

ナスイメージ
大根イメージ

今年は畑を広げます。去年の倍くらいにします。 訪問看護師のかたが、「私も一緒にお手伝いします。」といってくれていますので、女房殿がその気になっています。 昨年の出来が、自身が思っていた以上の成績だったので二匹目を狙っています。ビギナーズラックというものがあることを思っていないようです。 頑張ってください。こちとらは畑の土づくりを一生懸命やりますので。 

ちなみに去年の成績ですが、大根は20本以上、長ナスは50個以上、里芋が数㎏くらい収穫出来ました。これらは良かったと思います。 だめだったのは、カブが5個くらい、キュウリも2個くらい、ピーマン5個くらい、ミニトマトも10個採れたか採れないか程度、中玉トマトは2個、カボチャは全滅、落花生も全滅。こんなところでした。今年は何を植えるのでしょうか。

しおさい工房には昨年の暮れに、着物の件で行ってきました。振袖を着るのに不足しているものを確認しに行って、不足していたので付襟と飾襟を用意し持って行きました。 結果、残念ながら、振袖を着て成人式に出たいと言っていた子が急にその気持ちを無くしたようで、使いませんでした。残念でした。また来年もあります。使っていただくために差し上げたものですからこの先、着たい方に来ていただければよいので、その時を楽しみにしています。

夢は、ここにいる子供たちが着物を着て、市内のお寺や神社に初もうでに行ってもらい、近所のお店で食事などをしてもらう事です。 町がすごく華やぐだろうなあ、と思いすごく楽しみなのです。 ご近所の爺さん婆さんから会費を頂いて、あるいは持ち寄り、持ち込みで、しおさい工房の古民家座敷で新年会も楽しそうですね。 

追伸

富津移住生活のお話を9月以来書けませんでした。それと言いますのは、自分が9月に熱中症に罹り、多分これが免疫力を削ったのだと思います。10月には帯状疱疹になってしまいました。これがちょっとばかり大変でした。まだ少しおかしいです。その中で11月にはインフルエンザに罹ってしまいました。そして12月に薬の副作用と思われる尿道閉塞になり、カテーテルを挿入され、畜尿バッグを下げる羽目に陥りました。そのまま和尚が鵜を迎え、そのままバッグを下げたままお正月を過ごした状態でした。

築尿バッグは取れました。 今は普通に生活できています。 今年はなお一層健康に留意して、病気知らずで過ごさせていただきたいものと思っております。 あんだけ病気が続くと気持ちが落ち込みます。 身体と精神の健康を保つためには、何でも物事を良いように考えてストレスをかわすことかな?などと思っています。残りは少ないのですから。

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