袴田巌さんが完全に自由を取り戻した。右寄りの人たちが言う立派な日本、愛すべき、愛さねばならない祖国に、いわれなき罪を覆いかぶせられることは無くなった。
捜査機関が証拠を捏造してまでも自分たちの手柄が欲しい故の捜査関係者の犯罪だったことが確定した。おそらく捜査員たちは真犯人を捜すことよりも、誰でもよいから犯人として捕まえて仕立て上げて手柄とすることを目的としていたとしか考えられない。今頃真犯人が生きていれば、のうのうと暮らしていることを想像する。
袴田巌さんが完全に自由を取り戻した。右寄りの人たちが言う立派な日本、愛すべき、愛さねばならない祖国に、いわれなき罪を覆いかぶせられることは無くなった。捜査機関が証拠を捏造してまでも自分たちの手柄が欲しい故の捜査関係者の犯罪だったことが確定した。おそらく捜査員たちは真犯人を捜すことよりも、誰でもよいから犯人として捕まえて仕立て上げて手柄とすることを目的としていたとしか考えられない。今頃真犯人が生きていれば、のうのうと暮らしていることを想像する。
また大川原化工機の事件も、警察の公安、検察の捜査機関ぐるみで、経産省も加担した全くのでっち上げだったことが確定し、今、民事でその冤罪事件の捜査中に拘留されて捜査機関による執拗な取り調べ、被害者の家族が、損害賠償訴訟をおこして裁判していると10日の新聞に載っていた。

いつからやってきたか忘れてしまっているが、自分は今も保護司をさせてもらっている。保護司は、犯罪を犯してしまった人が、更生施設から出た後の一般社会での更生を手助けするボランティア。言ってみれば加害者側の立場に立つ。
袴田さんに事件にしても、亡くなられた被害者の家族がいて、その人たちはその事件後の人生、生活を天地がひっくり返るように替えられたと思う。 おそらく経済的にも大変だっただろうと一言で言えないくらいの困難だったのではないかと想像する。そのことに対する救済は無い。亡くなられた被害者は保護されない。
88才の袴田さんは、捜査機関により長い間拘束されてきたことに対して、ご本人が被害者として国に損害賠償を求めることが出来る。救済措置を取れる。しかし、50年以上の年月が帰ることは無い。若さが戻ることも無い。
証拠の捏造と脅迫して言わせた自白であることが確定されたのだから、袴田さんに支払われた損害賠償のお金は、絶対に、捜査員の直接の担当者・責任権者、検察官の担当者・責任権者、裁判官などの関係者に対して、国が賠償請求すべきことと思う。
しかしその犯罪はとっくに時効だ。 時効にかかれば自分たちは処罰されない。だからこそ再審をさせないように延ばすのだろうな。
大川原化工機の事件では、捜査機関による度重なる取り調べによる心労や病気発覚が遅れてしまって亡くなられた方は直接に無念を晴らすことは出来ない。但し、この事件は、ごく最近の事件で、捜査機関の各担当者もまだ役所に勤めているのだろうから、損害賠償のお金を負担して、国に損害を与えたことの少しでも返すべきだと思う。しかし、役人は責任を取ることは無い。取らなくても良いように法律が出来ている。だから、手柄を立てさえすればよいと、捏造に走る。無くならないだろうな。

今回の題は、被害者の保護。
袴田さんが犯人としてでっち上げられて死刑囚となり、それが今回でっち上げで無罪が確定された。その後、被害者の方にどう思うか?などと聞くメディア記者が複数いた。「どう思うか?」何と答えさせたいのか?質問の趣旨は何? 殺人を犯して罪を償わないでいる真犯人はほかにいる、そうさせてしまった責任に一端は質問している記者の先輩たちにもある。そのことに対する反省も無しに無神経な質問をする。
真犯人は別にいる、それが捕まらなかったという無念な気持ちを抱えているであろう被害者の家族に対して、そっとしてあげようという気持ちにはならないのかなあ? その気持ちに思いを致して、被害者家族をそっと守ってあげなければいけないよな、という事です。

以前に自動車事故で保険会社は、保険契約者である加害者の立場が良くなることばかりを追求し、常識としてごく当然の加害者が被害者に謝るという行為さえさせないのではないかと書いたことがある。
この国は被害者に冷たい。ほんの九十年前の出来事。国の行方を誤って戦争をはじめて多くの国民を犠牲にし、苦労を掛けたのに謝らない。ほんの五十年前の出来事。国の施策が謝って被害を拡大したのに謝らない。更生保護も加害者側の施策。 この国は被害者に冷たい。
追伸
質問をしたメディア記者は自分らと同じゲスな考えしか持てないミーハーたちの気持ちを満足させようとだけ考えているのだろうな。 どのみち、あの人たちはお上のいう事だけをそのまま伝えるしか考えられない、自分で考える脳が無い連中なわけだから、今後も冤罪というのは無くならないだろうなあ~と考えました。
追伸の2 当日の新聞で、自分たち報道機関が捜査機関の発表をそのまま流し、袴田さんしか真犯人ではありない、と思わせるように報道したことに対する反省を書いていたのは東京新聞。毎日新聞もいくらかだけどそういう趣旨を書いていた。読売とか産経はどうだったか、他は知らない。