日本人のやさしさコラム

日本人のやさしさ?甘さ? 海外メディアの厳しさ

昨年の発足直後くらいは菅新内閣の支持率が60%を超えていたようです。しかしこのときは、総裁=首相である自民党総裁選挙において、党費を納めている一般党員の権利である選挙の機会を奪ったりしました。当然の権利をないがしろにして違和感を覚えない、この内閣を支持することに、かなり違和感を覚えます。

安倍前首相の末期の支持率はいくらくらいだったのでしょう。30%程度だったでしょうか。かなり危ない線にいっていたように思います。それは、安部前首相がやってきたことの嘘が露見しはじめ、結局何もできなかったという彼に対する批判が高まり、そのような支持率になってしまったと考えています。
その前首相がやってきたことを一心同体に遂行し、実質的に差配してきた人です。前首相が批判を受けた政策を、変えるとは言っていない首相です。 間違っていたと批判された、同じことをやりますと宣言した首相を、新しいから何かに期待したのでしょうか? 何もしていない段階で、支持率を調査する方もする方ですが、支持する気持ちがワカリマセン。

ついでに言えば、批判を受けることが嫌になった人を、「たいへんだったね!」とねぎらって、悪行が無かったのかの如く扱う日本のメディアもどうかと思いますけど、これは日本のメディアの一貫した姿勢ですから、何を言ってもしょうがないですけれどもね。一本、頑迷な芯が入っているということですよね。
ある国会議員が、この時に「批判は、なったものでなければしてはいけない。」みたいなことを言っていました。このような見識しか持てない輩を国会議員にしているその選挙区の支持者の考え方を知りたいと思っています。日本国民もなめられたものです。
2020.9.24、ニフティーニュースに、林泰人氏の {「聞く耳を持たず有言不実」 海外メディアが報じた菅新政権への厳しすぎる評価 }と題する記事がありました。

“国境なき記者団”KSRは、前首相在任中に『報道の自由度ランキング』が180か国中22位であったのが66位にまで落ちているのを、回復するのか、そうしてほしいと言っています。しかし、官房長官時代にメディア攻撃と、記者に対する好き嫌いの激しい感情の表しや、記者会見自体を開かなかった姿勢は変わらないのではないかとみているようです。
また、前首相在任中に「教育への公的支出」は38か国中37位、「相対的貧困率」はG7で第2位などの大記録を打ち立てた前首相の官房長官です。 首相になって汚名を返上してほしい。
「AP通信」は、菅新首相が規制改革を徹底し、既得権益を打ち倒すと述べているのにもかかわらず、実際は、内閣と自民党の主要ポストを各派閥の均等に割り振り、総裁選での論功行賞をしたと伝えています。また、外交力について懐疑的に思っているようです。千三つの期待感。

「ブルームバーグ」(Bloomberg)は5つのポイントにまとめています。

  1. アベノミクスは続く
  2. ウーマノミクスは失速→女性を閣僚に任用10%
  3. 官僚よ、用心しろ
  4. 外交はお預け
  5. 台湾コネクション→安部前首相の実弟は台湾との関係が密接。中国を牽制?

「CNN」(アメリカ)は、菅首相の誕生は驚きではない。いま日本の置かれている状況(GDPの下降、オリンピック、巨額の公債、高齢化)についてすぐに解決されるものではないのではないかというニュアンス

「BBC」は、菅首相の誕生を予想外として何もしていないのに高い支持率は、期待に応えられない時の反動が大きく、自民党内の時期総理大臣候補者たちは、ミスをするのを待っている。

自分が要約すると、このような記事でした。ちっとも厳しすぎないと思いますが、これが厳しい評価なのでしょうか。 事実と思われる事柄を並べているだけなように思います。 そして、期待感のかけらも無いだけなように思います。

本当に、自民党の国会議員サマたちは、新型コロナ禍、コロナ禍による経済の収縮、雇用状況の最悪な状態などなどをどのくらい身近に感じているのでしょう? 雲の上にしかいたことのない人たちが党と政府の中で大部分を占め、雲の上にいたいと思っている人たちがその他大勢の、そのような団体に属していては、雲の下の世界は見えなくなってしまうのでしょう。野党も同じようなものですよね。

選挙で買収の疑いを掛けられた議員夫婦、自分が被告になっている裁判の不利な供述をしている承認を買収しようとした議員、選挙区内で秘書が持参してはいけない香典を持って行かせたり、メロンやカニを配った議員、そんなのがいます。それらを何の処分もしないという、仲間をかばう義理人情の厚い方々が少しでも国民のことを本気で思ってくれたのならば、支持率が80%でも90%でも違和感をおぼえませんのですが・・・。

だめか! あの族は、一般国民を自分たちと一緒だとは考えたくないのだから。
それからK党のひとたちへ。 いままで、あの党と連立を組んだ政党はその後どうなったか?考えた方がよろしいのではないでしょうか。 余計な一言。

菅総理は、コロナの対策に専任するとして総裁選に立候補しないことを宣言しました。専任ですから、河野さんとか西村さんの仕事を自分がやるという事なのでしょう。(揚げ足取りかなあ?)そして今、自民党総裁選挙が行なわれています。専任を外された河野さんが立候補しております。
河野さんは寝業師と言われたおじいちゃんの血を濃く継いでいるのでしょう。原発反対も引っ込めました。機を見るに敏、君子豹変す。なった時に良く変わればよいのですが。自民党の仲間よりも日本国、日本国民の方を向くように。 ちょっと怖い感じ。

岸田さんは開成の落ちこぼれですか?東大ではなかったから。官界に多い東大出身者に、良くも悪くも、変なコンプレックスを持っていなければよいのですが。最初の内は、モリカケを再調査などと言っていたのに、そういうつもりではないなどと前言を翻す。何も変わらない感じ。

どうなりますことやら。

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