今年の夏は去年にも増して暑かったです。暑いと何をするのも億劫になります。その上、去年の熱中症の後遺症なのか、日差しの下に10数分居ただけで身体の具合が悪くなりました。それとこの暑さの中、富津荘2階のエアコンが故障してしまいました。9月は連休が2回ありました。しかし14,15,16日の連休は富津にいけませんでした。ですから、このお彼岸の連休で、8月のお盆休みに滞在して以来ほぼ1か月ぶりに富津に来ることが出来ました。
実のところ、14~16日の連休中は次の現場の図面書きをしていたこともあり富津に来れませんでした。新規のお仕事が入り、1月に地鎮祭という事も決まっていたため、至急に打合せが必要で、そのために図面書きでした。 書くと言ってもパソコンCADで作成するので、一般の人からすると書くというイメージではないのかもしれないですが、製図版のトレペに鉛筆書きしていた年代の自分たちは書くと言ってしまいます。
「暑さ寒さも彼岸まで」と言いますが、今年のお彼岸ではまだ暑さの真っただ中です。いつもこの時期には必ず咲いていた彼岸花が一輪だけは咲いていますが、多くは蕾とか、芽が出た程度です。 それだけ暑いという事なのでしょう。このまま地球温暖化が進めば、彼岸花が咲くのがハロウィンになってしまいそうです。そうするとこの花の名前はハロウィンフラワーとかに代わってしまうのでしょうか?
今年の畑作は4月、5月あたりは良い作柄だったと思いました。ジャガイモ、ダイコン、ニンジンと程よく収穫出来ました。その後トマトとかナスも良くなってくれました。しかし気温が異常に高くなった7月末あたりから、どうもよくありません。あまりに暑くて、にわか百姓には、作業が出来なくなりました。真夏の厳しい太陽の下で元気に成長してくれたのはシソくらいです。2種植えた豆類やオクラ、ピーマンは全滅でした。そして、雑草を取ることも出来ずに畑と庭に境目が分からないくらいになっています。これも草原みたいで、一興ではあります。

数年前にダリアの球根を植えてあったのですが、芽が出て葉も出て茎が伸びても花が咲いた事は無かったのに今年初めてダリアの白い花が咲きました。 この植物は茎ががっちりしていて、この辺りは風が強いのですが、途中で折れることも無く咲いてくれました。バラの花が1輪だけ花を咲かせてくれました。
昨年オープンしたワンちゃんと一緒にキャンプできる施設があります。富津莊からここの入り口まで200m足らずです。入り口の前までは1回か2回来てはいました。実はこの施設の横を通って散歩するのは2~3か月ぶりです。この施設は随分と賑わっています。それだからでしょう、エリアを広げて営業区画を増やしました。
今回の富津行きの目的に、お施主様が着なくなったスーツなどを自立支援の福祉施設の人に来てもらいたくて、見てもらおうというのがあります。以前にやはりお施主さんから処分を任せられた着物を施設の子供たちに着せようと持ってきて引き渡したことがありました。今回は男子用です。少しの期間置いておいて来たい人に持って行ってもらおうとしています。

それから、保田の干物屋さん(漁場屋さん)にも行くことが出来ました。そうしたら、ここの地域の秋祭りの日で、神輿が繰り出されて道路を行進し、道路が渋滞していました。干物屋さんに着いたら、そこの駐車場が休憩所になるということで、ご主人の奥様、お父様、店員さんたちは大忙しでした。(ご主人は祭りに参加していました。) 急いで品物を決めて、送り状に住所などを書き込み、清算して早く出ようとしたら、調度神輿が到着し、てんやわんやしてしまいました。
今回の富津行きでやり残したのは、先ほど書いた草原のような庭の雑草刈りと畑の手入れです。 この夏の暑さは半端ないものでしたから、自分たちに取ってはお日様の下での作業は命取りです。自分は去年熱中症になってから、強い日光の下での作業は15分続けられなくなってしまいました。プロのお百姓さんたちはすごいです。尊敬します。


先日の台風の強風で、岩手の陸前高田で農業をしているおやじさんの実家でも、「実が大きくなりかけた梨の実を落とされた。梨の今年の収穫は全部落とされた、がっかりだよ」と言っていました。3.11の大津波で田んぼが海水につかり、家も鴨居まで水が上がり、建て替えをしました。それでも農業を続けてきました。農家ってそういうものなのでしょうか?
だらだらと言い訳がましく書きましたが、あまりの暑さで気力がわかなくなってしまいました。
昔はこうでなかったなあ~・・・・