国葬が行われるウェストミンスター寺院

国葬を考えてみました

9月9日、イギリスのエリザベス女王陛下が崩御されました。心からご冥福をお祈りいたします。二日前に新首相の任命式をしたばかり。本当にびっくりしました。19日に、故エリザベス女王陛下の国葬が執り行われます。メディア報道によりますと、{先の大戦後から今までの激動の時代を君臨してこられて、国の方向をそれとなく示唆をして、誤ることなく今に至っている。}という賞賛が世界中から、寄せられているという事です。あの皮肉好きなイギリス国民が、国葬に反対するという声を上げません。あるいは聞こえてきません。 

現在日本でも、2か月前に発表し準備して9月29日に、元首相の国葬が執り行われようとしています。 先だっての国会における今の首相の丁寧な説明では、「長きにわたって難しい世界情勢、国内情勢の中で、国のかじ取りをした功績大なり。」という事のようです。(全く大雑把な言い方で申し訳ありません)  

 片や、元首相が亡くなられた時にもびっくりしましたが、どこか冷めた部分もありました。申し訳ありません。 今現在、霊感商法とか信者に対しての過大すぎる奉納金の強制で騒がれている、旧統一教会との関係において、あの人のじいちゃん・父ちゃんの時から最も責任を負うべき立場と思われる状況についての説明は無くて、また、種々の忖度によると思われる行動で行政をゆがめてしまったという評判があるにもかかわらず、それらには触れずに功績代(ごめんなさい「大」かもしれない)なり、という事のようです。

反対の意思表示が50%を超えているとかの報道もあります。 それでも強行するのでしょう。開催日時を、テープを貼って修正した国葬への招待状が、袖が触れ合っただけの人にも送られているそうです(今日の某テレビ局のニュースで)。 ここまで来てしまうと、「国葬で」という元首相がどうたれこうたれではなく、現首相あるいは政権党のメンツだけみたいな気がしてなりません。  19日がイギリス女王陛下の国葬が執り行われて、その10日後に日本の元首相の国葬が執り行われるという状況になってしまいました。イギリスには今上陛下も参列の方向で調整されていると聞いています。皇后陛下もご体調と相談されて出席の意向だという事です。 19日にイギリスの国葬に参列されて、故女王陛下のご遺族との会談も無しで、すぐに帰国されるのでしょう。何せ、10日後は日本で国葬ですもの。 

以下、ものすごく不謹慎なことを言います。 

皇后陛下におかれましては、ぜひ万難を排して、英国の国葬を優先させて参列していただきたいと思います。侍従医の人を増やして十二分な体調管理をされてください。 帰国してからは数日と言わず、十分にお休みください。英国と日本の往復の旅は普通の人でも大変ですもの。 体調が万全でない方にとってなおさらです。

 日本の国葬には無理に出席をされないでもよろしいかと思います。現首相も絶対に無理をさせないでください。体調がご不快に時は休養を第一にさせてあげてください。

 メディア報道で過半数の反対が示されている単なる、首相を投げた一般人の葬儀に自分たちのメンツの事で、ご病気の方に出席を強要しないでほしいです。 それこそ、国士は忠であってください。   イギリスの国葬の後ではどうしたって、格が落ちて見えるのは火を見るよりも明らかで、メンツの事なんか立たせようがないのですから。

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