富津荘の所在地は富津市篠部と言います。これを建てた約60年前は富津町でした。ここから100mくらい大貫駅寄りになると大佐和町となりました。その頃の昔、選挙があった時、富津町議会議員候補者の車は、うちよりも大貫駅寄りには住宅が無かったので、うちの前あたりでUターンして戻っていったものでした。近くにある君津中央病院大佐和分院とか、大佐和自動車教習所とかいうのは、大佐和町だった時からそこにあったからです。
富津荘のあるあたりは市街化調整区域という事で更地からの新築はできません。建て替えだけです。もう60年前からの家は富津莊くらいでしょうか。かたくなに、かつ色濃く昭和の家の雰囲気を醸し出しています。 正直言いますと建て替えのお金が無いだけですけどね。
近隣の農家さんの家も入母屋の家ではなく、住宅メーカーの家が多いようです。若い方が建て替えるという事になるから、致し方ないのです。 自分はすごくもったいないことだと思っています。 壊さないで、大規模リフォームで昔からの家の雰囲気を残し、現代風の住まい方ができると思っています。
大貫駅に近い海岸近くの一角はある種、建築ブームです。近くに去年か一昨年かにグランピング施設ができ、そこの利用者たちが騒がしくしたのでひと悶着あった施設です。 先日、海岸線を車で通ったところ5件以上が新築工事中でした。この辺りは別荘というよりも現実に住んでいる人が多いように思います。もとは一面の原っぱだったところです。
そこに比較的古く20年くらい前からでしょうか、大きな温室がありバナナとか暖地系の観葉植物を育てていた家がありますが、何年か前から人が住んでいなくなりました。温室が空っぽです。 代が変わって、先代が道楽で建てた家をそのまま維持していくというのは、難しいのでしょうか。それこそ、他所ではわからない色々な事情があるのでしょうね。
海岸近くの富津荘からほど近い、散歩コースの場所(大規模分譲地ではなく、一つ一つ土地を買って建てています。)も随分と建物が増えています。保護犬の世話をしている芸能人の方の家も1昨年あたりダッカに出来ました。 元横綱が家を建て、テレビでその家を紹介したころから、随分と増えました。 ここらあたりは6割から7割くらいが別荘なような気がします。そして、リタイアして第二の人生を送られている方もいらっしゃいます。庭に家庭菜園がある家はだいたい常時住んでいます。それから、ガレージに車のある家も。
ちょっと考えられなかったのですが、地元の人たちは、歩いても5分くらいで行けるところでも車を使うのです。ですから女房殿が、近所のスーパーまで20数分ですが、歩いていくという事に驚くのです。病気療養という事でこちらに住むようになったわけですから、出来るだけ歩いたほうが体のためだと思ってやっていることが、驚かれるのです。 しかし皆さん、ちゃんと朝夕犬と一緒に散歩しています。犬と一緒でない人の方が少ないですね。 すぐそばのオートキャンプ場はまだ出来上がっていません。ここが出来たらどのような影響があるのか、稼働してから色々と問題が発生するのはいやです。経営される方にお話をしたお約束がきちんと守られることを祈っています。