処理水海洋放出のイメージ

政治屋国家は約束を守らない

福島原発の汚染水を薄めて太平洋に捨てる。 2015年、政府。東電と福島県漁連とかわした、「関係者の理解なしにはいかなる処理もしない」との約束がある。その約束を守らないで捨てる事にするつもりらしい(8/21日現在)。 
置き場所が無いとか、いろいろとみっともない言い訳をしているが結局はこの約束を破る。 情勢が変われば前にした約束をやむを得ず守れなくなることはあるというのは当然だとも思うけれども、こう言うときには言い訳ではなく納得を得られるように説明をするべきなのにしようとしない。西村大臣は、「理解の程度というのは定量的に出せるものではない」というようなことも言っているらしい。
自分としては、捨てるしかないというのはしょうがないとは思っている。しかし、薄めて捨てるというのが安全だというのはとてつもないまやかしだとも思っている。 例えると、一日の塩を6ミリグラム以下に抑えるように言われている人が、しょっぱい食べ物をうすめて食べれば大丈夫と言っているのと変わらない。
どんなに薄めても、今タンクにたまっている放射性物質の総量に加えて、これから流れ込む放射性物質を含んだ水も海に捨てるという事になるので、その影響がどの様に出るかというのは検証できない。 
「政治屋が安全だと言っている水を自分も飲め」と言っている人がいるが、タンクの水をゴミをろ過だけして、放射性物質を薄めないでコップ1杯飲んだって、すぐにどうのこうのという事はないと思う。毒薬を入れた者でない限り、もっと汚い水を飲んでも人間は生きていける。だけど、体に悪いものを体内に取り入れ続ければ絶対に何らかの障害は出てくる。この、体に悪いものを取り入れ続けるという事を世界中の生物に強いるという事だと考えている。 岸田総理大臣は「たとえ数十年にわたっても全責任を持って対応する」と言ったらしい。新聞報道だから本当か明からないけど。 数か月前に行ったことも守れない男が数十年にわたって責任を持つことを言ったところで、信用できるはずがない。この人は自分の言葉を人は信用してくれるものと思ってそういう言葉を発したのだろうか? 「綸言汗の如し」と同時に「君子豹変す」という言葉があるけど、 皇帝でもなく君子でもない人の言葉なのだから、言ったことに対する責任を期待するのがバカですね。期待したいけど。
象徴的に、あのタンクを首相官邸前の芝生のところに1個、国会議事堂の前に1個置いて、きちんと処理が終わるまでそのままにしておくべきではないでしょうか。 
「臥薪嘗胆」。寝たりなめたりしなくても、ましてや飲まなくてもいいから、これが目に入った時に、自分たちのすべきことを思ってもらいたいな~。
日本国の政府が絶対に安全と言っていたものが安全でなかったのが原発。今回の「理解がなければやらない」と言った約束を破るのは、安全と言ってきたことよりずっと軽いと思っているのでしょうね。 海に捨てる放射性物質ではないけど、それがたまるとどういう事になるか、想像したくない。ただ、次の選挙で自分やその後継者を当選させたい!それしか考えていないのでしょう。か。 断言するとまずいから「か」と付け足しました。

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