非常に恥ずかしい話です。 自分は、現場作業に関わる全ての職人さんたちの安全管理、それと健康管理に心しなければならない立場の人間です。 朝のミーティングでは、必ず水分補給を十分にするように言っています。毎日、煮だしたドクダミ茶を冷やした飲み物を作って渡しています。そういう自分が熱中症の初期症状になってしまいました。
今年の夏は日本全体が異常に暑い日が続いています。北海道で最高気温が35℃を超えているというニュースが頻繁に見られます。 北海道の人たちにとって30℃を超える事さえたまらないと思いますが、それが35℃越えですもの大変だと思います。小学生が学校で熱中症で亡くなるという痛ましい事件も発生してしまいました。
北海道とか東北地方などは冬が寒いから冬休みを長くして夏休みを短くしています。だから、北海道では夏休みは終わって授業が始まっていたわけです。 先日、岩手県大船渡市、陸前高田市、盛岡市の親戚にお中元のお礼という事で電話をしました。その時にも、今年は特に暑いと言っていました。ただ、救いは夜になるとぐっと涼しくなるので、クーラーをつけたまま寝ることは無い、という事でした。
ただ暑いというよりクソ暑いといいたくなる暑さです。 そのような中で、今月の中頃に、うちで働いてもらっている職人が現場で気分が悪くなったと言いう事で、作業を切り上げさせ、自宅まで送り届けました。 そして自宅に救急車を呼び、病院に行き、入院という事になってしまいました。
その時を思い返したのですが、気分が悪くなった本人には、熱中症という考えが無かったのです。自分たちにも「熱中症ではなかろうか?」というふうに考えませんでした。本人が「水分は取っていた。」「体が熱いという事は無い。」「最近血圧が高い。」といったことを訴えていました。ですから、単なるめまいかな?と思ってしまいました。とりあえず車で30数分の自宅に送り届けようとなって送り届けたのです。 遅ればせですけれども、その後、方向を変えられる吹き出し口のついた現場用のエアコンを設置しました。
九月は両親の祥月命日があり、お彼岸の月でもあります。九月は町内の氏神様の例大祭もあり、お祭りもあります。ですから、昨日23日に、八王子にある霊園に行き、お墓掃除をしてきました。
板橋を10時ちょっとすぎに出発しました。ここで二つ失敗がありました。一つは帽子を持たなかったこと。もう一つ水筒を持たなかった事です。職人たちにはしょっちゅう「水を飲め」とか言っているのに。
スマホで道路の渋滞情報を調べて、環七経由で首都高には永福で乗ることにしました。首都高に入ってすぐは車が流れていましたが、すぐに30k/hから40k/h程度の連続走行になってしまい、まもなく、止まったり走ったりの渋滞にはまってしまい、霊園についたのは12時近かったのです。 コンビニでおにぎりと野菜ジュースを買って昼食にしました。 ここでまた失敗がありました。一緒にアクエリとかポカリも買えばよかったのです。気が付きませんでした。
お墓はすごくきれいなままでした。5月にケルヒャーの高圧水洗浄機を使って苔などを落とし、その後生えてきていませんでした。ここの苔は黒いのと朱色のが混ざって生えていて見てくれは悪く、デッキブラシを使ってもきれいになりませんでした。それが高圧水洗浄機できれいに取れたのです。やはり道具を適切に使うというのが省力で、なおかつ、きれいにできるものなのですね。それでも掃き掃除とか雑巾がけとかをして、お花を上げ、お線香をあげ、お経を唱えたりすると1時間弱の時間がかかっていました。その間水を飲んでいませんでした。
当日は朝から雨が降ったりやんだりする天気で、運転中も急に雨が降ったりしていました。しかし霊園では、雨に降られずに済みました。しかし、お天道様の日差しはすごかったです。帰りは中央高速ではなく、圏央道経由で関越道を使い、1時間弱で事務所に帰ってこれました。
しかし、すごい疲労感があるのです。どうしようもなくて、仕事を切り上げて休んでしまいました。気が付いたら夕方5時になっていました。義務感で事務所に下り、職人を見送って、書類に目を通しましたが、集中できず、また休みました。夕食を食べ風呂に入りして、一通りのルーティーンをこなしました。昼に寝たから眠られないのではないかと思いましたが、結構早く寝ちゃったみたいでした。 思い返すとここでも水分補給がされていませんでした。
翌朝、起きたことは起きたのですが、何か調子がおかしいのです。ふらつくなどという事はありませんでした。しかしおかしいのです。朝やるべき、神棚のお水のやお榊のお水の取替や仏壇にご飯をあげ、お水を取替て、お参りを済ませて、事務所に下りてコーヒーを淹れる、そしてゴミ箱のごみの処理。それを終えました。のどが渇いたので、ドクダミ茶をコップで一杯飲みましたが足りません。後二杯飲みました。その時に突然熱中症という文字が頭に浮かびました。 すぐに水分が足りていないという事に気が付きました。 OS-1を一本飲み切り、ビタミンCを飲み、事務所でゆったり過ごすことにしました。 普通に戻ったなと感じたのはお昼頃でした。 今回はこのような事で済みましたが、熱中症の怖さをひしひしと感じました。 自分では全くわからなかったのです。「のどがかわいたな」「水分が足りていない」とかの感覚は無かったのです。おそらく年齢によるものだと思います。要するに鈍くなっているのです。本当に怖いことです。 年寄りは感覚が鈍くなっているのだから、意識して水分補給を心がけなければなりません。 ものすごく反省をさせられた一件でした。
追伸 もっと悪いことがありました。過信です。自分は大丈夫という、根拠のない自信。くれぐれも気を付けなければならないと思いました。