消防団詰め所イメージ

新聞の役割について思う事

2022年7月19日付(毎日)新聞の朝刊第二面の記事の中に、消防団報酬 不正「野放し」という記事がありました。 結論から言いますと、「なぜ消防団のこんなことに紙面を割くの?国会議員の不正を暴いてみなよ!」です。 消防団の団員と何人かのお付き合いがあります。町内会の中にいます。 十数年前までは両親と妻の実家がある陸前高田、大船渡にかなり行っていました。そこで会う人たちには消防団員がいました。 当然、皆さん仕事を持っているうえでの消防団員です。 消防団員では食ってはいません。職業ではないので当たり前です。ボランティアですから。 

連休などに富津の家に行って休んで来ます。 まあ、庭や道路の草刈りとか清掃でかなりの時間が割かれてしまいますが、精神的には休む事が出来ます。そんな作業をしていると、屋外放送の大きなスピーカーから「ただいま〇〇で火災が発生しました。消防団員の皆様は向かってください」と流れてくることがあります。 休日の昼間です。 消防団員の方々はおそらく向かったことでしょう。身分は特別職の地方公務員。年¥36500の報酬と出動手当てが支払われているそうです。

昔ながらの半鐘イメージ

自分は保護司を拝命しています。ボランティアです。観察所から頼まれた人と会って話をします。 時間の約束を守ろうとする人が大部分ですが、守らない人もいます。 会う約束をしたら、当然待ちます。 なったばかりの時は連絡も無いので2時間以上待ったことがありました。今は15分が限度です。 面接が終わってからその月の報告書を書いて提出します。自分は下書きをしてから報告書を書くので1時間弱の時間がかかります。封筒に切手を貼り送付します。 報酬ではなく、実費弁償金が支払われます。 10年間で約20万円弱の金額になりました。 

消防団のお金のことはわかりません。記事によると地方自治体によって、分団などによってさまざまであるようです。「個人に支払われているお金が個人に行っていない」という事が問題だという事です。分団に団の維持、管理のお金を支払うようにすればよいだけのように思いますが、できないのでしょうね。

消防団にしても保護司にしても、やっている人たちはそれなりの使命感を持っていると思います。ボランティア・奉仕でやっていると思います。 報酬の多寡ではない。記事はシステムのことを問題視しているというのはわかります。 個人は個人、団は団に分けて活動すればよい、個人のお金を勝手に団のために使うのがだめ!という事と受け止めました。税金から出ておるお金です。適正かつ公正に使われなければいけません。それを記事に取り上げたことはご苦労様と言わせてもらいます。

税金の適正かつ公正に使われているかどうかの検証はメディアの非常に重大な使命です。新聞社、マスメディアの最大の使命であると言ってよいのでしょう。 自分たちに都合よく変えた国会の文書費の問題、未成年に酒を飲まして食事をしてそのあとで何かしようとした国会議員{パパ活とか援助交際とかこの言い回しは好きではないです。買春未遂とした方が適切ではないかと思います。ついでに言うと売春防止法は売買春防止法として、買った男も罰すべきでしょう。}が居座って歳費をもらい続けている問題、国会の様々な無駄遣いの洗い出し、安倍さんのやった負の遺産の問題、新聞記者として知っていることはもっといっぱいあることでしょう。そちらの税金の無駄遣いを取り上げて、ねちっこく追及したらばどうなのでしょう。新聞社は権力によってつぶされてしまうのでしょうか? それとも読者の支持をもらって、面白がって読むようになり、発行部数が増えるのではでしょうか?  消防団はボランティア団体の会計処理の問題(金額でいうとおいくらなのでしょうか?)国会議員などの問題はもっと大きな問題。議員個人の精神的高潔性、道徳観、倫理観が、この先子供たちが倣おうとするであろうことが考えらえるのです。この国の国民性が貶められてしまうのです。  子供たちは、「国会議員はこんなことしてもいいんだ!自分もそうしたいために国会議員になるぞ!」などと思ってしまいます。そんな人間が国のかじ取りをするようになってしまうのです。世界中から笑われる国にしようとしている国会議員たちは本当に愛国者なのですか?(主に自◯党議員?)  新聞はそれを声高に主張してくださいよ。 新聞発行部数を伸ばすためにも。

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