先日、サンマーク出版の社長さんの、「直近25年で100万部超のベストセラーを8冊出せた訳」という記事を読んだ感想を書きました。
その後、感動を与えられる家とはどんなものだろうと考えています。
大きな家 | 何坪くらいあれば大きな家というのでしょうか。地下があれば、延べ面積が広 くても、外からは大きくは見えないけれども、中に入れば大きな家と呼べるの ではないかと思います。 建物としては3階建てではなく4階建て以上の、1軒 家。2階建て、3階建てならば、屋根しか見えない程度くらい周りを庭で囲われ ていて、というところですか。 延べ面積は100坪くらいを超えたものをいうので しょうか。そのような家ならば、大きな家として感動するのでしょうか。 |
天井が高い家 | その中に吹き抜けもあるかもしれません。 全部屋の天井が高い家かも しれません。それも、普通日本の家は天井高さ8尺(2424㎜)ですから、少な くとも9尺(2727㎜)くらい以上ないと高い家という感動はないのではないか と思います。都内だと敷地が広く、斜線制限を受けないくらいでないと、難しい のではないでしょうか。あと、防火地域内で耐火の戸建て住宅を建てるとか。 |
デザインが 特徴的な家 |
主に考えられるのは、建築家と言われる人が、自分の作品として 設計し建築された家というのが多いと思います。他とは違うんだぞ!どうだ! みたいな感じがするのですけれども、感動しますか? |
こんなことは、ありきたりで面白くない発想だと我ながら思います。なんの独自性もない。これでは{金さえ出せば、感動を与えられる}ということになります。そして、これは、ステータスとしての家ということです。しかし、このようなことが、自分が考えていたことだという気付きをもらいました。
いつごろからか、「坪当たりいくらです。それでやります。」ということが言われるようになりました。坪当たりの金額は引き渡した時に出ることだと思っているので、馬鹿らしくてしようがありませんでした。そのあたりから、坪当たりの金額を安く言ってお客を捕まえる手法がはやり始めました。見積もりでは、見てくれだけは良いが耐久性はないような、安い材料を使い、小さく○、△、□、▽、◇は別途です、と書きます。刑法的に詐欺ではないことは確かですけれども、素人相手に、それに近いことだと思っていました。
そんなときに、キッチンセット、照明器具、AC,カーテン、大工造作の収納などを含んだ、すぐに引っ越して来ても住める状態にする金額を、言っていました。当然、高いわけですよね。だから苦戦したわけです。けれども、やはりだますようになるのは嫌だと思っていたので、見てくれだけよいという品物は決して使わないできました。
ステータスとすることに耐えられる家を造る。一時期、自分にはその思いが非常に強くありました。出来上がった時に「どうだ!」と言いたい家。「すごい!」言わせたい家。そういう自分でした。陳腐な答えしかない自分でした。
今は、その{金さえ出せば、感動を与えられる}のでは、自分としては、最低の答えです。
最高の答えは、何? それを考えさせられているのが、サンマーク出版の社長さんの記事です。まだ結論が出ているのではないのですが、そのことを考えて、導き出したいと思っています。