3月から、”涵養庵”にて、お茶のお稽古の準備を始めました。
先生は、福井珠乃先生です。千葉県の佐倉から、ご縁を頂いて、きてもらっています。
割り稽古とは、お点前の最も基本的な所作を部分的にするお稽古のことです。 そして、4月に、お世話になった方をお招きし、茶会を催しました。
やってみて初めて分かりましたが、今の状態で、茶会を催すというのは、非常に無謀な試みでした。
茶会を催すには、
- 案内を出す前に予定を押えてもらい、案内状を出す。
- 抹茶を選ぶ。
- お菓子を決めそれを予約する。
- お道具を選ぶ。
- 釜は一度かならずお湯を沸かしておく。
- 茶碗類は洗っておく・・・
こんなに大変とは思ってもみませんでした。
お招きしたお客様が、わかっている方々でしたのでできただけでした。頭で考えていても実際にやると別物でしたね。
お点前ができない自分は、亭主として部屋の隅に座って、涵養庵の名前の由来、お軸、飾られたお花、薄茶器、炉縁、釜などについて、お客様に説明をしました。
ちなみに4月は吊釜です。この時だけ、天井に取り付けた蒜釘を使います。
12か月の内で1か月だけです。
涵養庵の名前の由来以外は付け刃の説明で、覚えたてをやっとの思いで説明をしました。
軸は一期一会、自分の一生のうちで茶室開きのただ1回のお茶会。
花は庭に咲いていたチドリ草、薄茶器は桜の絵の棗、炉縁は樺桜、そして筒釜でした。
精一杯やりました。
良い茶会でしたと喜んでいただきました。