2020年12月 涵養庵茶道教室・子供茶道教室についての報告になります。
2020年12月17日
コロナ禍のなかで令和2年が暮れそうです。今回も、広間でのお稽古です。現在のコロナの蔓延状況の中でも、密にならないでお稽古ができそうだという判断をしました。窓を置けたままではさすがに寒いので、適宜窓を開けて換気につとめました。マスクをしたままでは困りますね。
しかし、コロナ禍の中、お稽古に来られる皆さんには、何事もなく師走を迎えることができ、喜ばしい事です。
額は無の一文字と達磨大師の墨絵です。一年無事に過ごせたことと、コロナをにらんで追っ払ってくれよ!と言う気持ちを込めました。花入れには、庭で咲いているツワブキをいけました。
涵養庵の庭では、楓の葉が今赤くなっています。梅も花海堂も葉が少ししか残っていません。枯葉が落ちています。庭の枯葉を取ったり、雑草を抜いたり、庵の中も掃除をし、ここのお軸は、「日日是好日」を掛けました。こうやって、無事にお稽古ができたことでの気持ちです。
来春、無事にお初釜ができますようにお祈りします。
今日のお稽古は盆点前でした。コロナでどこにも行けないお正月に家でお抹茶を飲むときに、役に立つのではないかという事です。
お道具 | |
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掛物 | “達磨”、無の一文字の額 |
お茶碗 | 萩焼き 14代坂倉新兵衛 御深井焼 秀逸 信楽焼 一陶 京焼 クリスマスの絵 瀬戸焼 鼠と徳利の絵 京焼 2椀 絵・椿、水玉 |
水差し | なし |
薄茶器 | 大棗 銘 “誰が袖” |
茶銘 | 珠の白 伊東柳櫻園 |
風炉 | 南部鋳物 |
釜 | " " |
敷板 | 織部 |
建水 | 青磁 |
花入れ | 陶器 鶴首 |
敷板 | 塗 |
花 | ツワブキ |
食籠 | 溜り塗 繋ぎ駒の模様(前回と同じ) |
主菓子 | “雪見草” 日本橋 うさぎや |
寒い一日でした。窓を開放するとあまりに寒いので、適宜あけて換気を図りました。1月はもっと寒くなるのでしょうね。
来年1月のお稽古は、新型コロナの蔓延の状況によりやはり流動的です。一応、28日を予定しました。しかし、恒例の初釜の行事は行いません。お稽古ができれば良しとしようと思っています。決まり次第連絡をさせていただきます。
面壁九年、達磨さんではないですが、コロナとのにらみ合いはいつまででしょうか。
自分たちもコロナに感染しないで、無事に過ごせたことを喜びとします。
一年間ありがとうございました。