2021 水無月 涵養庵イメージ

2021年 水無月の涵養庵のお稽古

関東地方も遅い梅雨入りが発表されました。水撒きをしなくて済むのが楽です。茶庭の苔、特に灯篭の笠の苔は緑が濃くなりました。アジサイも咲き続けています。ナンテンの花も咲いています。梅の実がいくつか落ちてきました。今年は数が少ないです。

熟して落ちたウメの実2021.6.16

今月は20日まで緊急事態宣言の期間でもあり、宣言が解除されるであろうという淡い期待を持って、24日(木曜日)にお稽古をしたいと準備を進めていました。 「六月は棚のお点前をしましょう。」という珠乃先生のお考えをうかがっていました。丸卓は何回か、糸巻き棚は1回お稽古したので、今回は桑小卓を考えていました。

掛け物は、6月は毎年、「緑陰」カタツムリの絵、 のものにしています。

主茶碗は、梅雨の季節という事を考えて、青が美しい九谷焼(徳田八十吉)にしたいと思いました。二の茶碗は、萩焼(田原陶兵衛) 三の椀を 京焼 紫翠釜 西村徳泉 青海波 そして 美濃焼 黄瀬戸 を準備しました。これらは順番に使ってあげたいな、という気持ちが大きいです。

お道具の一覧
掛け物 「緑陰」 絵―かたつむり
茶碗 九谷焼 徳田八十吉
萩焼  田原陶兵衛
京焼  西村特泉
美濃焼
薄茶器 平棗
桑小卓
水指 竹の絵 染付
建水 金物
花入れ 燻竹の籠
庭のアジサイを予定
風炉・釜 同じ

こんなふうに準備をしようと思っていました。場所もまだ涵養庵でのお稽古は控えた方が良い情勢だと考えていますので、やはり集会室にしようと思っていました。

集会室は、今は、普段からオゾン発生器を24時間付放しにして、除菌、滅菌、脱臭をしています。 また、この梅雨の時期は、お道具類にとって湿気が大敵です。窓は雨がちですから、開け放しもできません。オゾンが胞子に有効かどうかは分かりません。ですから、エアコンを除湿にして、一日おきに10時間程度かけています。 掃除も部屋を使うわけではないのですけれども、週に2日か3日は掃除をして いつでもお稽古ができるように準備をしています。 もしも、明日ここで集まりたいと言われても、できる状態にしています。

そのように考えていたのですが、やはり中止しました。 理由の一つに25日に自分の2回目のコロナワクチン接種が決まったというのがあります。 聞くところでは、1回目よりも2回目は副反応が顕著に出るというのがありました。家族から、ただでさえ持病持ちの身なのだから、前日のお稽古で疲れた状態でワクチン接種は大変ではないかという意見がでまして、それを尊重して、20日に緊急事態宣言が解除されたとしても、中止した次第です。

6月のお稽古を中止しますという案内を出しましたらば、皆さんから「今月も楽しみが消えました。非常に残念です」というメールが届いています。自分も残念です。本当に申し訳ないと思っています。ごめんなさい。

しかし、決して不特定多数ではない、茶室というこんな小さな集まりでも、自分たちで、今出来得る手立てを講じていても、感染のリスクを考えて「どうしようか?」と迷いました。小心者なのでしょうか?

オリンピックは、何があっても、アルマゲドンが起こっても、例え、完全なコントロール下にある福島原発から風に乗って放射能が飛んできたとしても開催するのですね。  開催するかどうかをさしたる議論もせず、専門家と言われる人たちが警告しても開催に邁進するのには本当に感心します。 良い度胸していると思います。

要するに、オリンピックを強硬開催して、海外から大勢の人が来日し、数千から数万人の人たちがコロナに罹って、医療崩壊になって、多数の来日外国人や日本人がコロナで死ぬかもしれないという事は、開催の可否の判断基準にはないのでしょう。どうなるのかという想像をすることも避けているという事です。

おそらく政府は、「無償で外国にも配れるくらいの大量のコロナワクチンと、大規模な接種場所をきちんと用意したのに、こちらの言う事を聞かずに打たない人が多かった。そういう人たちが罹ってしまったから、終息しなかっただけ。オリンピック開催のせいではない」とでもいうのでしょうね。 そういうように原因についての言い訳をして論点をすり替えるのは上手だからな~。

しかし、そんな事態にならなかったら、自分の見識が悪かったという事になるわけです。お偉い方たちの判断が正しく、自分の判断が間違ったという事です。そうなって欲しいと切に願います。

灯篭の笠の苔 茶庭の苔

終わったナンテンの花 咲き続けているアジサイ

-茶道教室
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