令和1年12月14日土曜日
今年も板橋文化会館で歌いました。
第37回板橋第九演奏会 於 板橋区立文化会館大ホール
ベートーベン交響曲第9番「合唱付き」
- 指揮者 原田慶太楼
- ソプラノ 嘉目眞木子
- メゾソプラノ 加藤ノゾミ
- テノール 後田翔平
- バリトン アン・ジョンミン
今年の指揮者 原田先生は今までにないタイプの傑物でした。
指揮合わせの時に、まずびっくりしたのが、テンポの早さ。
ドイツ語の早口言葉じゃねえんだよ!てな感じの早さ。
バス、テノールの編成変えもありました。
少しカツを入れましたと、ゲネプロで種明かしをしてくれましたが。
そして、ソリストの4人を、指揮者の横において、歌わせました。客席に一番近い場所という事です。指揮合わせの時に、一人のソリストから、「指揮が見えない」という声が上がったみたいですが、「アメリカではこれが主流」と言って、続行。
結果は、本番のお客の評判は最高。 指揮合わせの時の練習での合唱隊には、「あまりソリストの声が聞こえないので、出だしがわからない。」と不評。しかし、ここからが、このマエストロの偉いところです。「私が指示を出します」と言ってくれて、その通りにしてくれました。
要するに、楽器を演奏する人たちは、新日本フィルハーモニー交響楽団というプロフェッショナルの音楽家集団。一度、指揮者の自分の考えを伝えれば、専門用語も、テンポも、音程も、気持ちもすべて理解できる人たちということなのでしょう、楽団員ではなく、心配な、素人の我々合唱の人たちを見てくれていました。非常に歌いやすかったです。
合唱団員もかなり気持ちを込めて歌えました。
残念だったことが2つほど
- 客席に空席がかなり見られたこと。前売りチケットは完売だったそうですが、当日具合が悪くなったのでしょう。合唱の人の中にも、インフルエンザで欠席がいらっしゃいました。
- 自分が、杖を突いて入場しなければならなかったこと。
年初来、24時間の股関節部分の疼痛、激痛で歩くのにも不自由していました。10月頃に痛みがかなり遠のいてきて、合唱の時には杖を突かずに歌おうと思っていたのですが、ドクターストップならぬ、女房ストップで、杖を突いての入場でした。次回は杖を使いません。 自戒を込めて宣言します。