4月25日4つの選挙が行われました。
①衆院北海道2区補選 収賄で起訴されて吉川貴盛が辞職したため
②参院長野県補選 前議員の死去に伴い
③参院広島補選 選挙違反で有罪となった河井杏里が当選無効になり
④名古屋市長選 任期満了に伴い
投票率は、 | ①が30.46% |
②が44.40% | |
③が33.61% | |
④が42.12% |
という事でした。 新聞報道による
得票は | ①の一位59,664票 | 二位27,355票 |
②の一位415,781票 | 二位336,210票(自民党元衆議院議員) | |
③の一位370,152票 | 二位336,210票(自民党元建材産業省課長補佐) |
⑤の一位398656票 二位350,711票(自民元市議)
なぜ、毎回、投票率が上がらないのでしょう? 年齢別の投票率の分析はこれからなのでしょうが、まず思うことは、投票日が、毎回日曜日限定の1日だけというのがあると思います。政治家あるいは選挙管理の方たちの言い分は、「期日前投票という制度があるのだから、日曜日だけでも何ら支障があると思えない。」というのでしょうね。
そして、これが大きいと自分は考えますが、政治家にとって、投票率が低いと組織が応援している人を当選させやすいというのがあるから、投票率を上げたくないという理由でと思います。
100人の有権者の中で、24人はJという政党を応援している人がいて候補者に投票し、3.5人はSという団体にいてK党の乙に投票し、3.5人がRという政党を応援し丙に投票します。もっと正統派あるのですが、省きます。
投票率が45%とします。(今回の選挙で一番高かった投票率は44.4%)45人が投票したことになります。小選挙区制では24人が応援しているJ政党の甲が当選します。どう転んでもそうなります。投票率が低ければ低いほど当選の確率は上がります。K党は3.5人ではどうしようもないので、Jに頼んで応援の人を分けてもらうという談合をします。 投票率60%だとすると、29人の投票行動が結果を左右します。 29人が政党J,K,R以外の一人を応援すれば、その人が当選します。組織で応援している人は当選できません。
当然、組織は投票率を上げません。
投票率を上げる工夫を考えることはなく、低ければ低いほど都合が良いという事です。良いわけはないのですけれども、自分たちに都合のよいことを替えることは絶対にしないですよね。
投票率が高ければすべて良いかと言えば、お隣の国のように、何を考えているのかとか、政治的能力が皆無であっても、一般有権者がその時の流れで投票すれば当選してしまい、後になってとんでもないことになることもありますから、一概に良いという事でもないのですけれども。
昔の参議院選挙の全国区みたいに、名前が知れていれば、どんな人でも当選したことがありましたけれど、それが良いか悪いか?
今の状態のままで良いのか?と言えば、良いとは思いません。やはり投票率は高い方が良いと思います。どうしたらよいのかな~?
現在の政権与党は、先ほど書いたように投票率が上がると自党の所属議員が減ることは間違いと考えていますから、今のまま低投票率を維持の方向しか考えていないでしょう。マスメディアも体制翼賛だから上げるというふうに世論を誘導することもないでしょう。 八方ふさがりです。
困った、困った! 本当に困った! せめて、メディア関係がもっと投票しましょうよ!と伝えてくれないとね~。
投票したら、何か、すぐに眼に見えて自分たちのメリットがある事を考えなければだめなんでしょうね。でもそうするのは現状維持が心地よい政権与党の人たちはやらないよね。
お隣のK国が、政権交代をすることができることがうらやましい限り。 それ以外の共感するのは何一つないけど。何一つ!