税金イメージ

令和5年度予算が成立しました。

2023年3月28日、令和5年度の国家予算が参議院で可決されて成立しました。それについて思う事を一言書きます。

 国会の衆参両院でのカッパツなロンセンを経て、めでたく絶対多数の与党を持つ政府提案の原案通りに成立したようです。カッパツなロンセンは、ちょっと目立つ元大臣が言ったとか、言わなかったとかを一所懸命やってました。 

予算には、アメリカから「買え!」と言われて、財源の裏付けも無しに「買います!」と即答した兵器の購入費が含まれています。大統領から「よし、よし。よく言う事を聞いておりこうさんだね。」と子犬を褒めるような言い方をされて喜んでアメリカから帰ってきて、その通りに予算を組んで成立をさせたシュワンは立派なものですね。

 又、話がはずれます。

「仲間がみんな行っているから自分も行きたいよ~」。隠密、極秘作戦と称してウクライナに行ってきたのも、カメラで列車に乗るところを放送されていて、バレバレの極秘作戦ですよね。 身の安全は向こうの責任だったとか言っている。自分たちでは自分たち自身も守れないことを恥ずかしいとも思っていない無自覚、無感覚。 

どうせ行くなら、中国のお偉いさんが行っても何にもならなかったロシアに行って、ダメなことはわかっていても、一言だけでも「みんなが困っているよ。もうやめなよ、プーチンさん」とか言ってくればものすごいことで、格好良かった事だと思うけれどもね。そういうのを独自外交というのではないでしょうか。 

自分が正しいとの考えに凝り固まった爺さんを説得するのは、町の頑固ジジイでさえ非常に困難です。 自分の命がかかっているのだから、ましてやけんか相手の仲間が言って来たって、「はいそうですね、そうしましょう。」などというわけはないですよね。それでも形だけでも行けばよかったのにな~。 などと思っています。

予算に戻ります。

今朝の新聞に、日本の酪農は危機に瀕しているという内容の記事がありました。[牛から乳を搾れば搾っただけ赤字が増えるから、酪農をやめよう]という酪農家が6割を超えている、というものです。以前からその傾向は言われていましたが、 特にウクライナでの戦争が始まってから、輸入飼料価格が上がり、円安で上がり、コロナで需要が減って販売価格が下がり回復しない。そのようなことから、離農を考える人たちが多くなったという事です。 

畑や田んぼだって似たようなものです。最近、1か月のうち1/4くらいの日数を富津にいるようになって、すごく感じているのですが、休耕田畑が増えています。 住宅団地が建っているのではありません。単なる耕作放棄です。 畔に囲われた一面の田んぼの周りが、葦原、ススキ原なのです。 木も生えてきています。 田んぼが少なくなっているのです。 その代わりに太陽光発電所。 目立っています。 風力発電は東電の富津火力発電所にあるだけです。 海を埋め立てて工業地帯を造ったのですが進出企業が無く放置されていたところが太陽光発電所になったりしています。 何とかして、田んぼは田んぼに、畑は畑にして土地を生かしたい。痛切に感じます。 この辺は現防衛大臣の地盤です。彼のお父さんは我田引水的にトンネルを造っちゃいました。それによって房総半島全体が活気づいたように思います。お坊ちゃまは何をしてくれるのでしょうか? それよりも自分たちは彼に何をさせようとしているのかを考えねばならないのでしょう。

再生可能エネルギー イメージ

再生可能エネルギーを造るというのは非常に大事な事業です。 設計時の耐用年数を40年としていた施設が、どういうふうにすると伸ばせるのか、60年持たせるように法律を変えて、使い続けようという施設を稼働させるよりは、耕作放棄された農地に発電所を造る方がずっとましだと思います。 あと15年もすると、80年大丈夫などとならないことを祈ります。まあ、補強すれば大丈夫などと理由付けするのは目に見えていますけど。 議員連中は自分たちの子供たちにもきちんと説明できないでしょうに。

国民の胃袋を満たすこと、それによってしか国家は成り立たたない。 近隣には、国民が飢えで死んでいると言われているのに、国家を防衛するためには核兵器、それを打ち込むためのミサイルは必須です、などと一所懸命な国があります。 自分たちとその取り巻きだけが生きられれば良いという事なのでしょうか。 今の自民党政権の考えにもそういう考えがあるように見えてなりません。

また話がそれます

「どこかの敵が我が日本国に向けてミサイルなどを発射するかもしれないというときに、敵の基地を攻撃できる武器を持たなければならない!」というのでそういう武器を購入する予算も入りました。「するかもしれない」という事をどのように把握し決めるのでしょうか? 決められることなのでしょうか? カッパツなロンセンでその答えがあったのでしょうか? そうではなかった時に攻撃したら、戦争勃発です。向こうにしたら、先にやったのは日本でしょ! 普段、無理ばかり言っている国でも、こうなればミサイル攻撃は向こうに利があるようになります。

最近も、かの国がミサイルを発射した時に、「日本海に落ちたようです。」という発表を落ちてからしました。 軍事情報は極秘事項だから、わかっても発表しないのでしょうけれども、「日本国本土には来ませんよ。わかっているのですよ!」という事を発表して「すぐに把握できるのだな。」という安心感を国民に与えてくれて、かの国にも、やろうとしたら「すぐにわかるのだからね!」とした方が効果的なのではないのだろうかと考えます。単純、単細胞的な考えでしょうね。

そもそもが、アメリカは将来に向けて必ず日本を守らねばならないという気は全く無いと思って間違いはないと思います。アメリカの軍事産業から武器を買ってそれを使って自分たちでやれよ、アメリカには金をよこせよ!という事です。 それは、今までアメリカがやってきた事を見れば一目瞭然です。 反省はしないし、することも無いでしょう。

南ベトナムを守らなければ世界中が共産化するという、イラクにはイランと対峙してもらうから守ってあげるという、アフガニスタンにイスラム政権が樹立されては困るから軍隊を送って時の政権をたすける。これらはどうなったか?ベトナムでは南は崩壊し、共産党政権が南北を統一、イラクのフセインは核兵器を隠していると言いがかりをつけて殺し、国内をめちゃめちゃにして撤退、アフガンでは、アメリカ軍がいなくなってからすぐに、タリバン政権がやり放題。 かつて台湾国民党政府を切って共産党中国と国交を結びましたが、今中国が強大化したら、台湾を応援して共産中国と対峙させる。 

アメリカの利益になるのならば何でもやる、という一本筋の通った御都合主義です。 日本がアメリカ合衆国の一部にならなければ、アメリカは日本を守りません。アメリカが守るのはアメリカだけです。 それがかの国の国是です。

そのようにならないようにしないようにする、それが政治家のする根本だと思います。政治屋はこうすればお金が自分たちに回ってくる、という考えだけですから、その目的のために考えます。 今の国会議員さんたちは(政治)家か屋か、どっちでしょうか!? そもそも、戦争が勃発してしまったとき、議員さんたちには率先して日本を守る覚悟があるのでしょうか? かつて、自民党の幹事長をした人で、3.11の時、原発が危ないという情報を得て、関西まで家族で逃げたみっともない実力者と言われ、今は地元でも村会議員ほども人が寄らなくなってしまったという人がいます。そんなところでしょうね。

戻します。

日本の食料自給率は、エネルギーベースで38%という事です。6割以上を輸入に頼っています。極論で簡単な話、6割の人間は食べられなくなるという事です。 酪農でも牛の餌は、大部分を輸入に頼っています。自分の牧場の草だけを食べさせて育ててはいません。 鶏だって飼料は輸入。 ブロイラーは買うという事です。 国会議員、官僚たちの考えは、もしも日本近海で戦争状態になり、海路の安全が脅かされる事態が発生したら、現状では「6割以上の国民は飢えて死ね!」という事です。

「それに対する備えはどうするのですか?」と聞いたとすると、多分「仮定の質問には答えらえません。」という事でしょう。そして「そのようにさせないために軍備を一層強固にするのです。」とか耐えるのでしょう。 予算の配分が間違っているのではないでしょうか。最新の軍備を整えても、それを操作するのは人です。その人達の腹が空いても戦をするという事ですね。 なんか「欲しがりません、勝つまでは!」の精神なように感じられます。日本国の政治屋の頭の中には、その精神が、かの戦争の敗戦後も脈々と受け継がれています。

自分たちは、せいぜい家庭菜園で野菜を作り、鶏を飼い、釣りをして魚を調達できるようにして、出来れば、鉄砲の許可を取って獣を撃ち、毛皮は衣服に肉を食料にすれば生きていけるのではないでしょうか。 それでも、60年以上使って、もっと長くそのまま使おうという原発が故障して、あちこちで放射能漏れを発生させ、日本国中を放射能汚染させてしまったら、いくら自助努力しても終わりですね。 悲観材料しかないという現実に愕然とします。

単純に、こう考えられるのに、仮定の質問には答えられなくて、仮想敵国という設定をするのですよね。仮想というのは仮に想定するという事だと思うのですが、官僚たちや政治屋たちの考えでは違うのでしょうか? 仮の話で軍備は進め、仮の話はしないと言って日本の食料については何もせず、成り行き任せを貫く。 すごく平和で良い国に我々は住んでいます。

また、奨学金の返済がきつくて、結婚しない、子供を産まないという人が多いという記事もありました。子供にかかる教育費がかかりすぎて、もう一人産めない。という人が多いというのも記事にあります。 次元の違う少子化対策をすると言っていたのですが具体的に何をしようというのでしょうか?今予算にどのように盛り込まれているのでしょうか。

次元というのは、二次元とか三次元、四次元という事でよろしいかと思いますが、そんなにはっきり違っている政策が盛り込まれているのでしょうか。 平面、立体、時間の要素。次元によってはっきり違う。金をばらまくというのは、次元は変わらないでしょ。 立体的に金をばらまいているというのでしょうか? 

議員連中の頭の中には自分の選挙のことしかないから、次元の次の字は次点の次を連想し、次元の元の字は元議員の元を連想するから「次元」は嫌な言葉で、考えたくないから、熱心にはならないのかな???

兎に角、軍備だけが政治ではないでしょうに。軍備だけで国民を守れないでしょうに。 あ!所詮守るのは自分たちだけか! そこに国民の不幸があるわけか。

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