いよいよ11月(十二支の亥の月)です。立冬も過ぎた、10日(亥の日)に風炉をしまい、炉を据えました。 やはり、炉のほうが、小間の茶室の雰囲気は満載です。
そして、あくまでも私見ですが、小間の点前座に風炉は少々窮屈に感じます。体がデカいせいもあるかもしれませんが、点前座から、風炉が外れた分ゆったり感じました。
しかし、風炉と炉ではお点前に違いがあり、また老脳に鞭打ちながら、思い出してのお点前になるわけです。映画「日日是好日」の主人公の若いお二人が、「今までのはなんだったの!」というのがよ~くわかります。
14日に炉開きのお稽古です。 その年に取れた茶を飲む口切であるとか、茶人にとっての新年と言われている行事ですが、とにかくめでたいという事です。
亭主側にとりましては、正直、相当に負担ですね。 今の時代、助かるのは、電熱ヒーターですから、灰の始末の問題がないという事です。蓋置を変え、柄杓を変え、風炉をきれいにして収納棚の中にしまい、その棚から炉を出して洗い、乾かし、お湯を沸かして様子を見る。
まあ、お湯の味は、錆臭さとか、カビ臭さを感じなかったので良かったです。
11月14日 14:00~13:45 子供教室 16:00~17:50 涵養庵にて |
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お道具 | ||
軸 | 「心静茶味香」 紫野 三重野興雲師 | |
花 | 椿が習いだそうです。2日前に切ってきて、つぼみの時には椿と思って生けたら、当日花が開いて、山茶花でした。 我が庭にも椿の木はあるのですが、12月位には咲くのではないかという小さなつぼみです。 それに紅葉しつつあるハナミズキの枝を添えました。 ツワブキの花が咲いているので、それも考えました。 |
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香合 | 本当は、織部の瓢箪の形のものにしたかったのですが、持ち合わせがありません。 おめでたいという事で松の絵の香合を置きました。 |
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茶碗 | 1.萩焼 水津乙彦 2.九谷焼 徳田八十吉 3.高取焼 亀井味楽 4.美濃焼 黄瀬戸 5.椿の絵柄 (子供教室) 6.色茶碗 ピンク (子供教室) |
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お茶 | 蓬莱の昔 一保堂製 | |
薄茶器 | 棗 銘 誰が袖 | |
水指 | ひし形 | |
建水 | 春慶塗の曲げわっぱ (本来は木地だそうです) | |
主菓子 | 銘 並木 製 表千家の炉開きの主菓子は、亥の子餅なのだそうですが。 |
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喰篭 | 独楽繋溜塗り 面取 | |
干菓子 |
11月30日土曜日 13:00~16:00 涵養庵にて | ||
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お二人の参加予定でしたが、一人仕事が伸びているとのことで不参加になりました。その代わりと言ってなんですが、ホームページの件で手島さんがお稽古に参加しました。 | ||
お道具 | ||
軸 | 「心静茶味香」 紫野 三重野興雲師 | |
花入れ | 備前 掛け花入れ | |
花 | 椿 ご近所で咲いていたのをお話して頂いてきました。 | |
茶碗 | 1.萩焼 水津乙彦 2.九谷焼 徳田八十吉 3.高取焼 亀井味楽 |
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お茶 | 蓬莱の昔 一保堂製 | |
薄茶器 | 棗 堆朱 | |
水指 | ひし形 | |
建水 | 春慶塗の曲げわっぱ (本来は木地だそうです) | |
主菓子 | 銘 並木 製 表千家の炉開きの主菓子は、亥の子餅なのだそうですが。 |
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喰篭 | 独楽繋溜塗り 面取 | |
干菓子 | 虹 |
とても和やかで気持ちのいい体験をさせていただきました。
一つ一つの動きが機能的でしかもとても美しいと、日本人に生まれてよかったなーと思いました。
ぜひこのサイトを通してたくさんの人にも経験していただきたいと思います。
12月のお稽古は、先生のご都合で土曜日はなしになりました。
12月12日木曜日です。