続けざま 他社の後始末の補修工事 Aイメージ

続けざま 他社の後始末の補修工事-A

昨年の10月に開業したてのクリニックの補修工事(A)を依頼され、施工しました。しています、が正しい表現になりますか。そして、今年に入って、住宅の改修工事(B)に入りました。二つとも、他社さんの施工した物件で、補修工事と改修工事を依頼されたものです。

(A)の工事はまだ終わりません。それというのも、後から少しづつ瑕疵が出てくるのです。最初に伺ったときの修理項目は、

  1. エアコンが効かない
  2. 天井のスピーカーから音が出ない
  3. 見切りの金物が膨らんでいる
  4. 手を拭くペーパーホルダーが付いていない
  5. 洗濯機の排水が調子悪いなどでした。

原因は本当に建築屋がやったの!?見たいでしたね。

  1. はダクトがきちんと取り付けられてない。温風、冷風が天井裏に吹き出すという状態
  2. は配線(スピーカのそばに電線は来ていました)の接続がされていない。
  3. 日当たりが良い箇所なので、伸縮吸収のための処置が必要でした。
  4. 多分、取付けを忘れていたと思います。(ホルダー本体を見せないようにデザインされていたので、最終チェックで見落としたのだと思います。)
  5. 単純に、洗濯機と排水管との接続不良。
    「笑っちゃう」から、「あきれちゃう」を通り越して、「お施主様が気の毒」の段階です。
    しかし、最初に入った時の印象は、「これが今流行りなのかな? きれいだな~」でしたけれども。

蛇足でいいますと、「すごいな~」ではありませんでした。 もっとも、クリニックには「すごいな~」は必要ありませんよね。

週に1回の休診日のみしか施工ができないので、各業者と会社(開業しているクリニック内の作業ですから職人だけを派遣するわけにはいきませんでした)との日程調整をとるのに苦労したので工事の進行が遅れました。加えて、施工前にする養生と施工後の掃除を、当日するのでその作業に時間を取られてしまいます。
何よりも、そのような施工をする業者ですから、目的の箇所の不良個所の修理をするときに、これもダメだという修理箇所が見つかるのです。 そうするとまた日程調整をしなければならなくなります。そういう事の連続です。

そのうち、他にもいろいろと出てきました。
その一つに壁のひび割れの修理箇所が出ていました。とりあえずひび割れを補修するのであれば、それだけをできないことはありません。しかし、ここの現場では下地に施工不良があるものと考えねばなりませんから、またひび割れてくるのは間違いありません。
一度岡田建設が手掛けた仕事で、同じ個所をまた手直ししなければならないような仕事はしたくありません。1年たたずに、「又だよ!」というのは許されることではありません。それを聞くのは自分には我慢できません。こうなると休診日一日では治せません。

それから、1年以内の施工不良の発生ですから、施工した業者の保証責任があると思います。その交渉が先なような気がしました。
これにも問題があります。その施工業者との交渉を施主様ができるとは思えないのです。 まあ、弁護士を立てて交渉という事になるでしょうが、お施主様が思うような結論になりますでしょうか? というのも「弁護士さんにおまかせします」という依頼の仕方になるでしょうから。 そうではだめなのですよね。 「こうしてください」と言わなければならないと思うのです。

「お任せ」は10年以上通ったお寿司屋さんで、頼むときに言える言葉です。

自分が一見のお客様から、住宅を依頼されて「おまかせしますよ!」などといわれたら、お断りすると思います。
任されて施主様の意に添わなければやり替えを覚悟するからです。任せられるというのはそういう事です。

それと、住宅は、お施主様の将来生活そのものです。
 ご自身でそれを納得できるまで一緒に考えてほしいと思うからです。 

今までに「おまかせします。」と言われて施工した物件は1軒しかありません。
そのお施主様は岡田建設で3棟の建築工事をさせていただきました。その3件目の家でした。満足してもらっていると思います。 まだお付き合いを頂いております。 いくら気心が分かっているとはいえ、怖かったことも確かでした。
また話が横に行ってしまいました。戻します。

こちらで相手の施工業者と交渉する弁護士との打ち合わせ交渉をやるようになるのを覚悟しています。ですからその時は、お施主様のお知り合いではなく、こちらの知り合いの弁護士さんでなければ嫌です。なぜならば、任せられないと面白く思わない人が多いので、こちらの意向を無視しがちだからです。それは世間の事情に疎く、法律のプロだ!というプライドが高いと思われるのです。
これはお付き合いの狭く、偏見の多い個人の思いです。

ほんの数か月前に、自分から見て(測量士さんや不動産屋さん、その他土地の争いごとに詳しい人たちの意見も同じです)完全に信頼してはいけない弁護士さんにすべてお任せしたがための決定で依頼主にひどい損害が発生した事例を見て、の考えでもあります。

 

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