2020年10月 神無月 お茶のお稽古イメージ

2020年10月 神無月 お茶のお稽古

もう10月、本当にお茶に最適な季節です。本来、今月で風炉はしまいます。先月は台風の進路に当たっていたので来られる方たちの安全を考えて、前日に中止にしました。8月は夏休みでしたから、今日は3か月ぶりです。

お稽古場である集会室の準備は、先月のをそのままにしましたので比較的簡単でした。しいて言えば、気候が良くなり窓を開けている時間が多かったのでほこりが入っていたと思われ、念入りな掃除の後、額はそのまま「菊を採る東籬の下・・・」、籠の花入れには、今回、秋明菊、キンシバイ、フジバカマをいけました。

2020年10月 神無月 お茶のお稽古イメージ
今世間では、菊の花はまだちらほらですが、ホントに秋です。例年に比べて咲くのがちょっと遅かったうちのヒガンバナも10日位遅れて花を咲かせてくれて、もう花はありません。キンモクセイも花は終わったんでしょうか?今年はあまり香りを感じなかったです。そういえば、ご近所で、幹の直径が15㎝から20㎝くらい、高さが5mくらいあったキンモクセイの木が抜かれてしまいました。毎年花が良く咲いていました。そのせいもあるのかななどと思いました。

2020年10月 神無月 お茶のお稽古イメージ
お道具は、風炉、釜、敷板、は7月と同じです。風炉先屏風は少し背の高いものに替えました。お棚については、7月は丸卓でしたが、今月は、先生のご提案で糸巻き棚を用意しました。涵養庵の方も、庭の枯葉を取ったり、雑草を抜いたり、中も掃除をし、お軸は、「水を掬すれば・・・」をそのままでした。

2020年10月 神無月 お茶のお稽古イメージ

お道具
掛物 額絵 「菊を採る東籬の下 悠然と南山を見る」
涵養庵  軸  「水を掬すれば 月手に在り」
塗 糸巻き棚
お茶碗 伊羅保焼き
志野焼き
美濃焼
おふくの絵柄の茶碗
うさぎの絵柄の茶碗
水差し 兎の絵染付
薄茶器 吹雪
茶銘 小倉山   宇治小山園
風炉 南部鋳物   (7月と同じ)
 々        ( 々 )
敷板 織部
建水 青磁
花入れ 竹籠
秋明菊、フジバカマ、キンシバイ
主菓子 落葉  浜松市 厳邑堂

2020年10月 神無月 お茶のお稽古イメージ
2月からコロナ禍で休みましたが、今回は、小学生が参加しました。うれしいです。兎が被ったのはそのためです。自分も、お点前をさせてもらいました。ほぼ1年8か月ぶりくらいのお点前になります。隠れて、進行の手順や袱紗さばき、柄杓の扱いなどを本でおさらいをしていました。いざ、手前座に座ると、半分もできませんでした。

2020年10月 神無月 お茶のお稽古イメージ
来月11月のお稽古は、26日を予定しています。決まり次第連絡をさせていただきます。集会室には炉が切られていませんし、コロナ禍が収まり、涵養庵で炉開きのお稽古をしたいものです。 それに、ここの床の間には梁が出ているため梁下の高さが足りず、普通の軸が掛けられません。

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