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富津移住生活⑦を兼ねた 年末のご挨拶

令和5年も無事終わります。一年間自分勝手なことを書き、それを読んでいただきました。ありがとうございました。  心から御礼を申し上げます。

そして、この12月に岡田建設株式会社代表取締役社長は岡田直也になりました。 三十有余年間社長をしてまいりまして、どうにか次につなげることができます。こうやって長い間岡田建設を経営し続けられましたことは皆様方の後押しとご理解、神様仏様のお見守りがあったが故です。本当にありがとうございました。どうか今後、新社長にも同様のご鞭撻を頂き、岡田建設に相変わらずのご愛顧をお願い申し上げます。

一年を私事で振り返らせていただきます。令和5年の出だしはしごく順調に過ごさせていただきました。春先には富津荘で庭を耕し家庭菜園とすることができました。その後静岡で農業をしている友人が来てくれて、野菜の種をまき、苗を植え付けてくれました。自分たち夫婦も畑作業をすることができました。5月にはトヨタ86という車を借りて、山形県寒河江まで運転して甥の結婚式に参列してきました。 

しかしそのあとがあまりよくありませんでした。1人の職人が異常な猛暑で熱中症にかかり2か月以上仕事が出来なくなり、皆に「水分補給を忘れないように」と言っていた本人が9月初めに熱中症にかかりました。短い秋になりまして、10月帯状疱疹、その後11月のインフルエンザと病気が連続してしまいました。そのような一連の病気の流れの中、今年の仕上げが尿道閉塞で尿が出なくなってしまい尿道にカテーテルを入れる羽目になって令和5年はその状態で年を越すという事になってしまいました。

それもこれも息がってワンを打たずに過ごしてきたり、すべて自分自身の健康に対するおごりのなせる結果クチです。 年齢とともに体力が落ちるのを認めずに無謀を続けていた思い上がりに、天にご注意していただいたものです。

ですから、その間はどこにも出歩くことが出来ずに過ごしました。そのようなわけで秋の富津移住生活の文章は書けませんでした。 まあ、ここまでどん底でいろいろとやってしまうと、後は上り坂でしょう。当然、来年はもっと体力は落ちるでしょうから、上り坂は息が切れるかもしれませんが、ゆっくりとその上り坂を楽しみたいと思います。

NHKBSで火野正平さんが自転車で日本全国を旅する番組があります。その中で、よく「人生下り坂が一番」とか言っています。そして自転車は乗っていて追い風はすごく助かります。 だけど、追い風や下り坂ばかりではないし、必ず向かい風や上り坂もあるわけです。確かに上り坂を懸命に登り切ったその後の下り坂は天国ですけど、上り坂を経験した故の天国ですよね。

このように自分は今年の夏から秋にかけて健康のどん底を味わいました。ここまでやれば来年は上り坂しかないでしょう。これは想像すると楽しいです。まあ、自身の健康が戻りつつあるからこういっていられるのですけれども。 

この経験を生かすとなると、「自分に対して過大な期待をせずに、自分の年齢相応に過ごしましょう。」という事になるかと思います。 こういうふうに過ごせるかどうか?  自分自身には、ここの所に大きな問題があります。 少し調子が良くなると年齢相応を忘れるというのが今まででしたから。 

59歳で小脳梗塞、62歳で網膜剥離、どちらも医者から、加齢だの老化だの言われました。その後、横断歩道を少し外れて道路を渡っていて車にぶつけられ、 65歳で心房細動の不整脈、 66歳には狭心症で2~3回救急車で運ばれ、67歳には脊椎管狭窄でした。 その猛烈な痛さが無くなったのが、ほぼ70歳。そしたら、「これだけ病気をしたら、あともうないだろう。これらを乗り越えたのだから。もう大丈夫」という何の根拠もない思い上がりが芽生えまして、「消えた60代を取り戻そう!」などと考えてしまうわけです。 これが自分の性格です。70代になってから60代を取り戻そう、と考えてしまう。本当にバカですよね。

そのような際中に、病気療養という事で女房の富津移住が決まり、板橋と富津との行き来が始まり、富津荘の整備、家庭菜園の造成、植木の伐採、富津でのご近所付き合い、などをこなしました。  そんなこんなの、年齢による体力の衰えを考えない動きをしたための疲労の積み重ねで身体の免疫が下がり、熱中症から続く病気になったのだと思っています。 

そのことを、深く反省をしなければならないと、今は思っています。 この思いを続けなければならないのも分かっています。そうしなければならないことも分かっています。 こんなバカを生かしてくれているのですから、まだやらなければならないことがあるのでしょう。来年それが見つけられれば、当然やらせていただきたいと思っています。

歳の終わりにだらだらと書いてしまいました。申し訳ありませんでした。令和5年も大変にお世話になりました。心から感謝を申し上げます。皆様におかれましては令和6年がすばらしい年であることをお祈りいたします。 勝手ながら、来年も相変わらずにご支援を賜りまして、どうかよろしくお付き合いのほどをお願い申しあげます。

本当にありがとうございました。

 岡田光雄

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