前回は「自分が、自分の住む家を、木造で建てるとするとどのような家にするか。」について第1回目は希望をリストアップしましたので今回は配置と、たたき台となる平面プランを3つについて具体的に考えていきます。
1.良い家相を優先に考えた間取り。
2.使い勝手の良いことを優先に考えた間取り。
3.民泊などの利益を加味した間取り。
自分自身は、残りの時間は少ないのですが、家相の良い家に住みたいと考えていますので、1を少し時間をかけて深めていきますが、2と3も並行して進めることにします。
CASE 1
1.良い家相の間取りにしたもの。
良い家相の家という事を考えた間取りです。
良い家相の考えに合わせながら、より楽な住まい方を考えたとき
- 寝室から納戸が遠い。和室を来客用の部屋にするつもりだが、寝具は納戸に置くことになる。
- トイレに行くときに居間を通らねばならない
- 門から玄関までの距離が長い⇒アプローチが長いのは建物の格を上げられるとは思う
そのほかに、浴室に1坪タイプが必要か?
洗面化粧台を、脱衣室から出せないか?
ポイントお風呂: 介護を受けるという事になると、最低1.25坪くらい必要になります。広くなるとそれだけ、掃除が大変になるし、大部分の時間は二人での生活なので、1坪タイプではなく、掃除も楽だし、浴槽の大きさは変わらないから、0.75坪でも良いのではないか、と思っているところです。
以上の点に検討の余地を感じる
- →夏冬の寝具の置き場を寝室内に設ける? 台車などを用意して運ぶか?
- →洗面所と寝室の境に扉 →耐震性の検討
- →家相上最も良い方角の戌亥に玄関を持ってくるとすると、許容するしかないかどうか
CASE 2
使い勝手の良いことを優先に考えた間取り。
1の家相重視から使い勝手を考えて間取りを変更してみました。
面積を広げたが減らすことは可能な間取りになりました。
使い勝手を考えたポイント
- 納戸を寝室の隣に配置。 寝室から入れるようにした事で、収納品の出し入れが楽になる。
- 浴室からも庭を眺められるように配置した。 結果、寝室からは遠くなった。
- 便所もちょっと遠いか? 納戸を通路として居間は通らない。
- 給湯を使う個所が1か所に集約で来た。
- やはり、トイレは寝室から近いほうが良い。しかし、LDを通ることになった。
- 台所を独立させて、リビングダイニングとした。
- ホールは不要と考えて無くした。玄関に入るとLD全体が見られるので、その点考慮した。
納戸の入り口との兼ね合いもあった。
使い勝手を考えたことで・・・。
- 和室と納戸の場所を交換した。和室は台所に近くなり、茶室としての使い勝手が良くなったように思う。
- 脱衣室、洗面室が広いように思うので考えるところです。
次に考えるのは立面です。 外観をどのようにするか。 庭に出るときはどこから出るか。
窓の配置は、基本、耐力壁をどこに配置するかを考えたうえでの作業にします。
デザイナーさんは外観から入って、耐力壁はあとにしがちですが自分はやりません。
あとは、太陽光発電パネルなどの諸設備のこと、
既存の設備(車庫、ピザ釜、畑、物置、浄化槽、排水吸込み槽)などを再使用するかどうか。
これらは生かそうと思っています。
このようなことを考えながらの手順で設計を進めます。