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富津に移住する計画の発動-その4

市役所他 での手続きについて

役所の手続きに時間がかかるというのは覚悟していました。間違いが万一にもあってはいけませんから致し方ないです。

退院の前に、少しでもできる役所関係の手続きを進めておこうと、自分だけで富津市役所に行きました。この日はあいにく雨で10月としては何十年ぶりかの寒い日でした。  

市庁舎の前に広い駐車場があります。一般人用駐車場は、建物に一番近い小さめのはすでにいっぱいでした。もっと近くに議員専用駐車場がありました。一般市民よりも議員連中のほうが近いのです。市民のために一所懸命に働くのですから、駐車場からの距離が短い方がよろしいのでしょうかね。 あの人たちは選挙の時に4年分のエネルギーを使い果たしてしまうので歩く距離も短くしたいのでしょう。設計した人はなんと、なんと深い思いやりがあるのでしょうかね~。 忖度?

一般人用の広い駐車場は当然のように、少し歩きます。折からの冷たい雨に風も吹いてきて、笠を両手で持ち、かなり片向けないと上半身が濡れてしまうほどでした。 一般人と議員どっちが大事なんだよ!と思いながら、下半身を濡らしながら入り口に向かいました。体に不具合がある人、ご老人にとってはどうしようもない動線計画。

市役所近くにはコメリとかスーパー、ドラッグストアとかがあり、そこにはたびたび来ていましたから、市役所建物の外観は見ていました。  建物の中に入りました。 玄関の自動ドアから入り前進10数メートルで中央が4階分くらいの吹抜けになっていました。 こんなものは、計画した人には申し訳ありませんが、暖房効率も悪く、メンテナンスにも余計なお金がかかってしまうという、見てくれだけで機能的には全く意味のない代物だと思っています。

誰が発案したのだか? おそらく、市民の代弁者がヨーロッパに各国の市庁舎事情の視察と称する観光旅行に行って教会をみて、そこの吹抜けがすごいと思ってしまった愚かな人の発案なのでしょうか。 あれは中世に実の無い威厳、権威でもって信者を抑え込もうとしていた巨大宗教団体の、虐待の象徴。  そうか! 自分たちには持ち合わせていない威厳、実体の無い権威を見せつけたいのだ! それなりの意味はあるのだ。 すごく発想がお粗末ですけどね。

役所申請イメージ

最初に行った窓口は市民課です。諸届けご案内の方がいらっしゃいました。 転入届の書類に記入して窓口に持って行き、板橋区からの転出証明の書類を添えて提出しました。

板橋区での転出届の際、同居の夫という事で委任状は不要でしたが、ここでは夫でも同居ではないので手続きに関する委任状が必要という事でそれも渡しました。そう別居なのですね。あ~あ、そういう事か。

書類に不備が無くなったので受付完了。 「少しお待ちください」 窓口の人が引っ込みました。ややしばしして窓口でゴミの出し方の小冊子、津波の浸水範囲、緊急避難所などのハザードマップももらいました。 ついでに印鑑登録と介護保険関係の手続きもやってしまおうと思ったのですが、本人でお願いします、といわれ翌日にすることにしました。 

トイレに行きました。建物の外観にそぐわず、板橋の150坪程度の小公園にもあるような、はっきり言うとプレハブ的なベンジョでした。公共施設ではあまり見られない、しゃがんで用を足さなければならない、縁が床と平らな便器がありました。 膝の痛い来庁者は事前にコンビニで用を済ませてから来なければだめですよ!という代物。職員も一緒ですが、体の不自由な方の便所はどこかにあるのでしょうね。雇用は法定義務ですから。

次に市役所の隣にある郵便本局に行って、郵便物の転送届けを出すことにしました。窓口でその旨を伝えたところ、「これに記入してください、」と書類を出されました。 代理人の立場で書き込みました。

記入すべきことをすべて書き込んで窓口に出しました。 「身分を証明するものを出してください」という事で運転免許証を出しました。 「免許証番号を書いても良いですか」とか聞いてきましたのでOKしました。

その後で、ちょっと意味の分からない、おかしなことを言われました。「ご本人さんの身分を証明するものを出してください」。 「なに?」。 代理人の立場で書類を書かせて、今ごろ「本人の身分を証明する書類を出せ?」。意味が分からない。ご本人がいない、ご本人に代わって代理人が申請している。ご本人が身分証明書を出すというのはそこにいるときでしょ。 先ほど代理人として自分がその身分証明書を出してそれを郵便局が確認した、そこまでやって 「ご本人の・・。」 ??? 

バカらしくて、呆れて「ご本人を連れてまた来る」と言って立ち去りました。

ここまで2時間かかりました。 横殴りの雨が降っていてとても寒かったのに、こんなことで余計寒くなりました。

 ご本人さんが富津に来ました。退院してすぐの役所巡りは無理だろうと思っていたのですが、ご本人は「大丈夫、まわっちゃおう」というので、市役所で印鑑登録、介護関係、地域医療関係の手続きをすませ、住民票ももらいました。次に郵便局で郵便物の低位宋届けを出し、ご本人さんがやらなければならない手続きは終わりました。 もう一か所、警察署で住所変更の手続きがあります。

 富津市役所は車で5分かかるかどうかという場所なのですが、富津警察署は、車で25分程度かかります。昔よく行っていた、安くて新鮮でおいしいニコニコドライブインの近くです。 警察署の建物は築何年くらいでしょうか。耐震診断すれば、補強が必要と判断されるのが間違いないような建物です。 建物に入って感じたのは「昭和」でした。床が現テラなのです。自分が学校を出て、就職し、現場に配属されたあたり、マンション、役所などの玄関ホールの床は、ほとんどが現テラでした。久しぶりに見て、すごく懐かしく感じました。磨き作業の時にほこりがたいへんだったよなあ~とか思い出しました。 窓口で厚紙にマジックインキで番号が書かれた札を取り、番号を呼ばれてご本人さんが手続きしました。 住所変更の手続き関係は、どこでもそんなものでしょう、という感じでした。免許の更新の時のことも聞きましたら、更新時の講習は月に二回指定した日時、警察署から離れたところに会場がありそこが終わって警察署に来て、・・・ たいへんそう。  手続きは無事完了しました。

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